おはこんばんちわ、ケシでございます(*´∀`*)ノシ先日、ちょこっとお話ししておりました、 昨年1年間に戴きましたお言葉へのお返事を、遅ればせながらさせて戴きました。 本当に、遅くなって申し訳ないのですが。 コメントは戴いたら、いつもすぐに拝読いたしております。 いつも温かいお言葉を頂戴して、更新をする上で大きな喜びとなっております。 本来ならば、お1つお1つのお言葉にお返ししなければならない所ですが。 尋常じゃ無いコメント数になっておりまして(汗) これもひとえに、ワタクシの不徳の致す所なのですが。 どうしたモノかと思案いたしまして、 お名前を書いて下さいました方には個別にお返事を書かせて戴きました。 その他、匿名で書いて下さいました方々に関しましては。 この場をお借りして、ご挨拶とさせて戴きます m(_ _)m作品の感想は勿論、日々のワタシのしょうも無いボヤキにもお付き合い下さり、 時には熱い応援のお言葉を戴き、昨年秋の暴れん坊ケシ子にも温かいお言葉を掛けて下さいました事。 ワタシの脳みそが正常で有り続ける限り、忘れる事は無いでしょう。(呆けたらごめんなさい・汗) あああああああぁりがとうございまあぁぁぁぁぁっす最終的に、お名前を戴いた方は総勢70名。 匿名でのコメント数は、258コメントにも上りました。勿論、いつもお名前を書いて下さる“常連様”もいらっしゃるので、 延べコメント数となると、1100近くのコメントを戴いた事になります。 折り畳むとは言え、一度に70名はちょっと大変なので。 あいうえお順で、書いてゆき良き所で区切ってアップする予定にしております。 それでわ、お返事の方は ↓↓↓↓↓でございます (*´∀`*)ノシ
《あ行の部》青さま、いつもありがとうございます(´∀`◎)青さまには、昨年中沢山のコメントを戴きまして誠にありがとうございます。 青さまのコメントは、いつもカオリスト全開で。 その上、ヘタレカッコイイりょうちゃん好きという、まさにワタシと萌がだだ被りという(笑)共通点。 青さまのコメントを読んでいると、首がもげそうな程に、激しく頷いてしまうワタシが居ます(テヘ) また昨年、ワタシとnaseさんで大暴走して、真剣に遊んじゃった 大人の厚紙着せ替えゴッコ(RKの場合)には、 顔文字でハァハァしながら萌え狂って戴きまして、ワタシ達も一晩寝ずに遊んだ甲斐がありました。 謹んで御礼申し上げます (*´∀`*)ノシまた、青さまには大切なリクエストを未だお預かりしておりますので。 今後、そちらの方にも順次、取り組んで参ります。 今後とも、何卒よろしくお願い申し上げまぁぁぁあっす(テヘペロ) あまぐりさま、コメントありがとうございます(*´∀`*)あまぐりさまには、昨年の9月初旬に書いた“DayDreamBeliever”へのコメントを戴きました。 『いつもはコッソリ見てたけど、勇気を振り絞って初めてのコメントを寄せました』という事なのに・・・(脂汗) すみません、こんなにお返事が遅くなりまして m(_ _)m(_ _)m(_ _)m こんなしょうもない奴が、書いてます(テヘ) 最終話の台詞がキュンキュンしたと仰って戴きまして、本当に嬉しいです。 ワタシはお話しを書いていて、台詞を出来るだけ極限まで削る事を考えて書いております。 状況や心情を、台詞で表すのが嫌いなので、カギカッコもあんまり使いません。 唄うように遊ぶように台詞を使えたらなぁ、といつも思っているので。 その部分に萌えて戴けると、とっても嬉しいです ❤なかなか筆不精なワタシなので、お返事滞りがちですが(汗)また遊びに来て下さいね (*´∀`*)ノシいつでもお待ちしておりますっっありがとうございます。 杏さま、コメントありがとうございます(´∀`◎)いつも来て戴いてた杏さまに、初めて戴いたお言葉が昨年秋のほにゃらら(苦笑)で・・・ 大変、申し訳ありませんでした(滝汗) その節は、お気遣い戴き本当に杏さまはじめ、皆様のお言葉に救われました。 また昨年年末に突如として故障いたしました、我が臓の腑に関する記事にもご心配のお言葉を賜り、 誠にありがとうございます (*´∀`*)ノシ未だ治療は続けておりますが、肝臓の謎の謀反でございまして。 γ-GTPが恐ろしい感じになっております、ただ緩やかではございますが快方には向かっております(テヘ) お知り合いの方のシャンプーのお話し、大変興味深く拝読いたしました。 ただ、ワタシの場合普通にマツモトキヨシにて購入致しました、 ノンシリコンシャンプーを愛用しております故、多分原因では無さそうな感じです。 やっぱり、肝臓は身体の中のあらゆる毒素を分解するという、重責を担っておりますので。 今までの不摂生が祟っているんだろうと思います。とりあえずは、酒を断っております(泣踊) 昨年後半は、色々とご心配をおかけいたしましたが。 今年は気持ちも新たに、また更新のほうを充実させていきたいと思っております。 コメントありがとうございましたっっ、またいつでも遊びにおいで下さいませ~~~ ★いちさま、コメントありがとうございます(*´∀`*)いちさまには、昨年秋の例の件でコメント戴きまして。 いつも当ブログを楽しんでいて下さったにも関わらず、非常に不快なお気持ちにさせてしまった事。 ご指摘いただきまして誠にありがとうございました。 ワタシも、あの件を今更どうこう言うつもりもサラサラ無いのですが。 ワタシと致しましても、やはり譲れない一線と云うものがありましてですね。 いつもふざけた感じでヘラヘラとやっておりますが、 ワタシはただの更新マシーンでも無ければ、萌え製造機でもありません。 一人間としてあぁなっちゃった訳でして(汗)そこの所、ご理解戴けますればありがたいです。 これからも人間的成熟を目指し、精進できればと考えております。 けれど、理不尽な事に対しては、ワタシ一個人としての発言はこれからも致します。 今後ともどうぞよろしくお願い申し上げます。 ありがとうございました。 一姫さま、いつもありがとうございます(´∀`◎)一姫さまにも、毎度応援・励ましのお言葉を頂戴いたしまして、誠にありがとうございます。 ラブラブな2人も好きだけど、焦れ焦れしちゃう2人もお好みとの事 ❤確かに、否めません(涎&握拳)どんな2人でも、それがリョウちゃんとカオリンだと云うだけで、無条件に萌えてしまうワタシです。 きっと、一姫さまもそうなのでございましょう。 もうこの 萌え狂い焦れ焦れ地獄からは、脱出は不能です。 堕ちるとこまで共に手に手を取って堕ちて参りましょう(テヘ) え~~とそれと、ミルクうさぎさん(GETWILDver.)お楽しみ戴けたようでありがとうございます。 実はワタシ、このブログを立ち上げてからは、めっきり二次創作に没頭しておりますが。 それ以外の趣味はと言えば、手芸でして。ついうっかり、 ただいま絶賛マイブーム中のシルバニアのお友達と、GETWILDを合体させちゃいました(笑) いやはや、好き勝手にやっておりますがっっ(汗) 今更、路線変更するつもりもございませんので、何卒、生温く見守って戴ければ幸いです。 また、いつでもお越し下さいませ~~~ありがとうございまぁあっす ❤1chanさま、いつもありがとうございます(*´∀`*)ノシ1chanさまにも、沢山のコメントを戴いておりながら、お返事が大変遅くなりまして、 誠に申し訳ありません m(_ _)m昨年春の、リクエストの方も楽しんで戴けたようで良かったです。 ワタシも、楽しみながら書く事が出来ました。ありがとうございましたっっ ★厚紙着せ替えの記事で、1chanさまに戴いたコメントが面白くて。 独りパソコン画面を見ながら、爆笑いたしました。 『遊び終わったら箱の中にお片付け、 そしたら下着姿の二人は重なり合ってるわけで…はっ!妄想が止まらない!』妄想が止まらないって、なんて素晴らしいっっ (*´∀`*人*´∀`*)素敵止める必要なんてないのさぁ、ベイベー♪ 夢の中でもRK、そんなワタシはカオリスト ❤Don't stop the 妄想 こんな、当ブログではございますが。 いつでも、お待ちしております。あああありがとぉございまぁぁぁああっす Sさま、コメントありがとうございます(´∀`◎) Sさま、はじめましてのコメントのお返事が随分遅くなりました事、まずはお詫び申し上げます。 申し訳ありませんちょうど昨年春、ケシの花が咲き乱れておる季節に、 ワタシの長年の疑問を虚空に投げ掛けたのでありました。 ↑これがその問題の問はず語り※画像クリックで拡大表示になります※その至極どうでも良い、ケシ子の疑問に懇切丁寧にリアクション戴きまして、誠にありがとうございます。 なるほど、あれは花が枯れた後の状態だったのですね。 今年も、もうじき春が来るとケシの花の季節がやって参りますね~~~ (*´∀`*) 因みに、日本の野っ原には青いヤツは生えませんよ。※栽培したら、タイーホされます(脂汗)※ その前に、バレンタインデイやRKのお誕生日が控えておりますので、楽しく更新できたらと思います。 コメント、ありがとうございます ♪いつでもお待ちしてますので、どうぞまたお越し下さいませ~~~ F.セレさま、コメントありがとうございます(*´∀`*)どうも、お返事が遅くなってしまって申し訳ありません(汗) F.セレさまには、随分初期の頃に書いた短編に、とっても熱いコメントを戴いて。 とっても嬉しかったです。 あの話しを書いた頃には、まだ自分の書き方というか書きたいモノと云うものが固まっていなくて。 今、読み返すと非常に固い文章でぎこちなかった気がします。 それなのに、心の底から感動したと言って戴けて感激です。 ワタシは基本的に、一度書いたモノに手直しを入れるのが許せない性質で。 確かに読み返すと、アラばっかり見えて恥ずかしいのですが。 それ以上に、それを書いたその時の自分を尊重したいのです。 そして、書き直すのではなく、それを踏まえて新しいモノをどんどん書いて行けたらと思っています。 また、F.セレさまの御心に響くようなお話しが書けたらいいなあと思います。 そして昨年夏に、個人誌をご購入して戴いて誠にありがとうございました。 ホントに、御代を戴くのもおこがましいほどの手作り感満載の本でしたが、 喜んで戴けてありがたく思っております。 またいつでもお待ちしておりますので、良かったら遊びに来て下さいませ (*´∀`*)ノシありがとうございます。 Emotionさま、いつもありがとうございます(´∀`◎)Emotionさま、いつも沢山のコメントを戴きまして誠にありがとうございます。 りょうちゃんお仕置き話になると、特に喜んで戴けてカオリストとして大変嬉しく思います(テヘ) そちらのブログにお邪魔した際に、 北条先生の出身大学の九州産業大学で行われたイベントのレポート、大変興味深く拝読いたしました。 ワタシも以前に、1度だけ先生の本物の生原稿を拝見する機会に恵まれました。 ワタシが拝見したのは、唯香ちゃん登場回の2人で銃を撃って髪の毛クシャの所でした(涎) その他にも、単行本の表紙を飾ったカラーのイラストも数点見る事が出来ました。 漫画の原稿用紙が、あんなに大きなサイズだったと知りませんでした。 ワタシはいつも手近に置いて読み返すのは、一番嵩張らない文庫なんですが。 如何せんあの北条先生の迫力の絵も、文庫サイズでは非常に小さくなってしまうのが惜しいです。 生の原稿見ちゃうと、漫画本ってコピーなんだなとしみじみ感じました。 これからも色んなパターンの、りょうちゃんとカオリンを書いていけたらと思っております。 いつもありがとうございますっっ、またお越し下さいませ~~~~ (*´∀`*)ノシ oioiさま、いつもありがとうございます(*´∀`*)ノシoioiさま、お返事遅くなりまして誠に申し訳ありません m(_ _)m昨年のリクエスト企画にもご参加戴きまして、ありがとうございました。 あの企画は、ワタシの中では納得がいくまで時間がかかってもやり切りたいと考えておりますので、 何卒、長い目でお待ち戴けたら幸いです。 昨年のお話しの中では、“あぶく”のお話しに沢山コメント戴いて。 きっと、“冴羽先生”とか“かおり先生”とかってシチュに萌え萌えなさるのかなぁ(ニヤリ) と、お見受けいたしております。 確かに、それはそれで美味しいです。 否定はしません(キッパリ) でも、冴羽警視とか、冴羽課長とか、冴羽主任とかでもイイですよね。槇村先生とかさ。 なんで、名前の下に役職ついたら萌えるんでしょうかね。 グッと身近になるからかな(笑) 意外と、パン工場パラレルとかどうですかね? 冴羽工場長と、槇村班長とかで(笑)カオリン、パートのおばちゃん達にモテモテみたいな。 グッと、庶民的になりますねぇ、命のやり取りは無いですね多分。 せいぜいが、ノロウィルスとO―157に気を付けるみたいな・・・。 シャドウのお話しで、oioiさまは2度もコメントで冴羽警視素敵(ポワン)・・・ってなってたんですケド。 覚えていらっしゃるでしょうか? ワタシの中でのoioiさまは、役職萌えという事で勝手にイメージしております (*´∀`*)テヘ こんな緊迫感の無い当ブログですが、またのお越し心よりお待ち申し上げておりまぁぁぁっす ★三 ひとまず、第1弾はあ行の皆様へ、お返事でした。 次回、か行!!
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2013年に、ケシ子が溜めに溜めたコメントのお返事、第2弾です。 《か行の部》は、こちら ↓↓↓↓↓
KAIBAさま、いつもありがとうございます(´∀`◎)昨年中は、沢山コメントを戴いておきながらお返事が遅くなりまして、誠に申し訳ありません。 KAIBAさまがコメントを下さる記事は、当ブログ内の中にしては少しだけ COOLな感じの記事が多くて、 戴くコメントにも、KAIBAさまの作風から漂うカッコ良さの美学のようなモノをひしひしと感じます。 当ブログは、ちょっとイチャラブが過ぎるので(汗) それでもお言葉を戴けるなんて感謝しております (*´∀`*)ノシところで意外にも、GETWILDミルクうさぎさんにコメントを戴きまして。。。 嬉しかったでっす。 キーホルダーにして香ちゃんに使って貰いたいというお言葉、 ナイスアイデア!!それでわ、ヒッソリこっそりそういう設定にしておきます(笑) (´艸`*)でもですね、シルバニアのグッズでキーホルダーってホントにあるんですよ。ちっちゃいのが。 ワタシの好きなシルバニアのキャラは、モグラさんとミーアキャットさんなので日本版では無いのです。 残念ながらキーホルダーになれるのは、うさぎさんとかねこさんとか人気キャラだけです(泣) もぐたんキーホルダーとか、ミーアちゃんキーホルダーがあったら、即買いなんですけどね・・・ 話しが大きくCHから逸脱しましたが・・・ またいつでもお越し戴けるの、お待ちしております。 コメントありがとおございまぁぁぁぁぁああっす (*´∀`*)ノシ和那さま、いつもありがとうございます(*´∀`*)コメントもさることながら、色々とお悩みの中、率直なお声を戴きありがたかったです。 ワタシはですね、正直、何も失うものもありませんし、本来、自由に発言したい性質なので。 この場をお借りして、ちょっとあのお話しに触れさせて戴きますね。 これはあくまでも、ケシという人間一個人の意見ですので初めにお断りをしておきます。 昨年末ごろですが、和那さまがお書きになった作品の1つに関して。 とある訪問者さまのご意見として、 この作品は、ケシの作品の盗作ではないか。という、お言葉があったのです。 ワタシは元々、その発端となる和那さまの作品を読んでませんで。 和那さまの方から、その旨ご報告を戴き、ワタシの方にも迷惑をかける事になるかもしれないので、 先にお詫びを申し上げます。と、ご連絡を戴いたのです。 そこで、ワタシも心ならずもその件に、関わりを持つ事になった訳です。 勿論、ワタシの与り知らぬ所で名前が出されたという状況にしろ、ワタシも当事者の1人として、 その和那さまの所に寄せられたご意見コメントと、その指摘された作品を読ませて戴きました。 そしてですね、結果どうなのか、ケシ子パクられたのかっっ (((;゜Д゜)))どうなのっっ・・・という事ですがっっ どこらへんがパクリやねん \(゜ロ\)という、なんとも腰砕けな結果と相成りました(笑) 人のネタを盗用する云々に関しては、非常にデリケートな問題でして。 個々人、色々と創作する上で違いもあろうかと思いますが、少なくとも今回の一件に関しては。 そのご指摘くださった方へ、 大きなお世話です(怒)と申し上げたいです。 ワタシが盗まれたと思ってもいないモノを、騒ぎ立てされる事こそ迷惑です。 この件で少なくとも和那さまは非常に落ち込まれておりましたので、気に病む事の無いようお伝えしました。 あくまで、ケシは盗まれてませんっっ!!何度も言いますが、これはワタシの考えではパクられたとは思ってない、という事です。 他の方がどう思われるか、どうお感じになるかという事は、 それはもう主観のお話しなので、何とも言えません。 ただ1つ言える事は、パクったパクられたの議論は、当事者同士にしか出来ない話だと思うわけですよ。 当事者の知らない所で、赤の他人が言う話では無いという事です。 指摘された方が、何の意図があってそう申されたのかは解りかねますが。 それは、和那さま、ケシ双方にとって、ただの迷惑行為でしかないという事です。ワタシの思う所はですね、これは言い出したらキリが無い話しなんですよ。 だからこそ、書いている人間としては、自分にしか書けないモノが書きたいと足掻くわけです。 例え何処かで見た事あるような、よくあるお決まりのシチュエーションであろうが。 自分にしか書けないやり方で表現したいと思うわけですし、 ワタシ自身、そう云うモノを書いてる(描いてる)管理人様の作品に魅力を感じます。 兎にも角にも、和那さま。 今すぐ、元の通りのテンションで楽しくやれというのは、なかなか難しい面もあるとは思いますが。 少しづつでも、また二次創作って楽しいな、と思われる事を切に願っております。 コメントも、いつもありがとうございます (*´∀`*)ノシカズルさま、いつもありがとうございます(*´∀`*)ノシお返事が遅くなりまして、誠に申し訳ありません(脂汗) 昨年、秋に書きましたカズルさまのリクエスト、喜んで戴きとっても嬉しいです ♪ワタシもカズルさまからのリクエストを受けなかったら、 恐らくは書けなかったであろう、別離ネタでしたが。 自分の中でも、1つ引き出しが増えた気がして、本当に勉強させて戴きました。 リクエストって、自分の中に無かったモノを広げるチャンスだと思うのでやってて、とても楽しいです。 ちょうど最終話をアップした日が、お誕生日に近かったとのこと。 プレゼントを戴いた気分です、と仰って戴けてコチラの方こそとっても嬉しいです (´∀`◎)今更感は否めませんが、遅ればせながら お誕生日おめでとうございます。これからも、イチャイチャラブラブ頑張りますので、また遊びに来て下さいね~~ ありがとうございまっす (´艸`*)ki‐さま、コメントありがとうございます(´∀`◎)お返事遅くなりまして、誠に申し訳ありません。 モンキーズの、"DayDreamBeliever”お好きなんですね。 原曲のモンキーズver.は、少年臭い感じがイイですよね。 ワタシは、キヨシロー版のデイドリームビリーバーが大好きなんです (´艸`*)キヨシローは、洋楽をカバーする時にその殆どを、和訳して唄うんですが。(例外もあり) デイドリームビリーバーも、その1つで。 その訳し方が、これまた絶妙で。 原曲が『daydreambeliever and a homecoming queen』という所を。 (デイドリームビリーバー そんで 彼女はクイーン)って、唄っちゃうんです。 このね、“and”を“そんで”にして、あの飄々としたヴォーカルで唄っちゃう所がね、痺れるんです。 因みに、このお話しの中にはストーンズのRubyTuesdayもイメージとして使ったんですが。 コチラの方は逆に、キヨシローは原曲のまま、英語で唄ってるんですよ。飄々と(笑) この飄々とした感じって、ワタシは凄く好きで。 他のどんな唄い手さんの声を聴いても、こういう感じってなかなか無いんです。 毎度、好きな事しかやって無い当ブログですが、是非ともまた遊びにいらして下さいませ ★コメント、ありがとうございまっす (*´∀`*)ノシキコさま、コメントありがとうございます(*´∀`*)せっかく、コメント戴いたにも関わらず、お返事が遅くなりまして申し訳ありません。 毎度、悶絶して戴いてるとの事、大変嬉しゅうございます。 『変態が読者でごめんなさい、って申し訳なく思ってますが、』との事。 こちらこそ、変態管理人でごめんなさい (´艸`*)毎日、妄想してまっす(キリッ)仕事をしながら、定時は一応17:00なんですが、15:30頃から妄想タイムが始まって、 お家に帰りたい~~~  ってなってますから、負けず劣らずの変態でございます。 楽しいコメント、どうもありがとうございましたぁぁ (*´∀`*)ノシまた遊びにおいで下さいまし。 KISAKIさま、コメントありがとうございます(´∀`◎)コメントのお返事遅くなって申し訳ありません m(_ _)mいつもROMばかりですみません、との事。 いえいえ、こちらこそ来て戴き誠にありがとうございます (´艸`*)ワタシのどうでもいいお昼の弁当(500円)についての記事に、お優しいお言葉ありがとうございます。 いつものオフィス弁当は、相変わらずおかずのボリュームに関して、バランス感覚を欠いておりますが、 コンビニ弁当よりは数百倍、マシなので相変わらず食べてます。 それでも、近頃はγ-GTPの数値が高いので、手弁当を持参しようかと思案しておるところです。 しがない独り暮らしなもので、否応なく自炊するのですが。 自分で作ったものは、美味しさレベルではたかが知れていますので、ときめきも何もありません。 今日は美味しく出来たぞぉって思っても、それは己の腕前の範囲内の美味しさなので悲しいです。 カオリンを嫁に欲しいです (´艸`*)←どさくさまぎれ またいつでもお待ちしておりますので、遊びに来てやってくださいませ (*´∀`*)ありがとうございまっす ♪ぎゃらんつさま、いつもありがとうございます(´∀`◎)沢山コメントを戴いたにも関わらず、お返事が遅くなりまして誠に申し訳ありません。 昨年の初めに、猫と殺し屋のシリーズで、お兄ちゃんが生きていたというお話しにコメントを戴いて、 それから少し進んじゃいましたケド(笑) お兄ちゃんの猫っぷりに期待を寄せて下さいまして、ありがとうございます。 しかし期待に反して、秀幸さんはなんとも落ち着いた猫サンという設定になっちゃいました(爆) 元猫といちいち書かなければ、ただのねこまんま好きのオッサンです (´艸`*)それに、良く考えたら。 猫で兄妹って言っても、あれって誕生日は同じなんで ほぼ完全に同い年ですよね(猫だから) 未だ嘗て、秀幸&香・同い年設定ってあったでしょうかっっ (((;゜Д゜)))自分でも今気が付いたんですが、まぁいいか猫だしと開き直っておきます (´∀`;)ははは今年も更新頑張っていきますので、こんなブログですが良かったらまたおいで下さいませ。 ありがとうございまぁぁぁぁああっす (*´∀`*)ノシぐみちゃんさま、コメントありがとうございます(´艸`*)ぐみちゃんさま、お返事遅くなりまして申し訳ありません。 ぐみちゃんさまには、naseさんから戴いた御絵の数々にコメントを戴きました。 素敵ですよね~~~~(´艸`*)ぐふふワタシも、ぐみちゃんさまと同じ気持ちですっっ 元々このブログを始める前は、ワタシもROMだったので、その頃からずっとnaseさんのファンなんです。 それから縁あって、今では仲良くさせて戴いておるのですがやっぱり変わらず尊敬なんです。 お陰様で、GIFTの方だけでなく、お話しの方に付けた挿絵なんかもありますので、 そちらの方も、是非ご覧になってみて下さいませ。 naseさんは、当ブログに下さった御絵はご自分の所では掲載されておりませんので、 naseさんのサイトと、ウチと両方ご覧になられたらちょっとお得な気分が味わえますよ(笑) まだまだこれからも、おねだりして描いて戴く予定にしておりますので(テヘ) お楽しみに (´艸`*)ぐふふ~~~、てか、ワタシも楽しみなんですよ。 これからも、いつでもお待ちしておりますのでまた遊びにきてやって下さいませ。 ありがとうございまっす (*´∀`*)ノシくらもちさま、コメントありがとうございます(*´∀`*)昨年、ワタシがインフルエンザになった時に、ご心配戴きまして誠に恐縮でございます。 今年は、なんだか大丈夫のようです (´∀`◎)それでも、先週来、鼻風邪を引いてまして行きつけの内科で、一発注射を極めてきました。 今は肝臓の薬を含め、朝晩と毎回5種類の薬を処方されるという、中々の薬漬けの日々です(泣) 毎年、1月、2月は体調崩してる気がしますが、もうちょっと自己管理しないとですね・・・ 不思議と、ノロとかは大丈夫なんですけどね (´∀`;)毎年、ガクブル (((;゜Д゜)))なのが、花粉症です。 デビューはまだなのですが、いつ来るかいつ来るかと冷や冷やしてます。 今回は、風邪もだけど鼻炎ぽくなってるって事なので、もしかすると花粉症 !?!?!?と、 密かに危惧しております。くらもちさまも、お気を付けあそばせよ~~~ ★お返事遅くなって申し訳ありません m(_ _)m(_ _)m(_ _)mご心配、お優しいお言葉、誠にありがとうございまっす (*´∀`*)ノシケリーさま、いつもありがとうございます(*´∀`*)ノシ温かいコメント、感謝いたします。 お返事遅くなりました。昨年末の、ケシ子の肝臓の乱の話しに戴いたコメントについてですが。 ケリーさまも、色んなサプリを飲んでいるからご心配との事。 確かに、サプリって信用して飲んじゃうけど、得体はしれないですよね (((;゜Д゜)))多分ですが、森永のラムネとかにそれっぽい匂いとか付けて出されて、痩せますとか言われたら。 そして通販番組のようなプロモーションを見せられて、 1瓶、約2ヶ月分5980円の所を今なら、2本でお値段そのままとか言われたら買うかもしれませんよね。 もしくは、お電話1本で1週間お試し無料パックとかね。 ワタシの場合、サプリは全然飲んで無かったんですけど、 何だか数値だけ異常な高得点を叩き出しちゃいました(テヘペロ) あ~~~怖い。 それと、必ずしも蕁麻疹でお知らせしてくれるとは限らないみたいです。 ワタシの場合は、たまたまだったみたいです。 兎にも角にも、健康が一番ですね (*´∀`*)しみじみ今年も新たな気持ちで更新頑張りますので、ヨロシクお願い申し上げますっっ コメントありがとうございます (*´∀`*)ノシkokkoさま、いつもありがとうございます(´艸`*)沢山、コメントを戴いたにもかかわらずお返事が遅くなりまして申し訳ありません m(_ _)mkokkoさまはいつも、ワタシの書く2人がとっても2人らしいと仰って下さって、 とても嬉しいです (*´∀`*)はうん秋に書く気を無くしていた時にも、励まして下さりとても心強かったですっっ kokkoさま、その他にも大勢の皆様に応援して戴いて、また書こうかなと思えるようになった事。 本当に、どれだけ感謝してもしきれません (ノД`)・゜・。これからも、あの時の事を思い出したら大抵の事は大丈夫だと思えるようになりました。 だからワタシは、これまで以上に好きな事を書いてゆくだろうと思います。 好きで始めたブログなので、楽しんだモン勝ちなので (*´∀`*)あははー自分が楽しいと思って更新したモノを、観て下さる方も楽しんで戴ければ、 これ程、幸運な事は御座いません。 kokkoさまに、これからも楽しんで戴けるものを書いて行けるよう頑張りまっす ♪コメント、たくさんありがとうございまぁぁっす (*´∀`*)ノシこちゃままさま、コメントありがとうございます(*´∀`*)せっかくコメント戴いていたのに、お返事が遅くなりまして申し訳ありませんっっ(汗) リクエストの方、お気に召して戴けて良かったです ヽ(´∀`◎)ノわぁ~~いカオリンが可愛いと言って戴けるのが、ワタシにとっては何よりのお褒めのお言葉です(真剣) 『リョウも香も幸せそうで、ずっとにやにやしながら読んでしまい、ちょっとした変人ですW』との事。 だいじょうぶ、ワタシも変人ですっっ(握拳)ワタシは、会社の行き帰りのバス車内でよく二次創作サイト巡りをするのですが。 公共交通機関の中で、ワタシも毎日にやにやしています (´艸`*)つい先日は没頭し過ぎて、朝から降りる筈の停留所を危うく通り過ぎる所でした(テヘペロ) サザエさんばりのおっちょこちょい加減に、ちょっと自嘲の笑みが零れました (´∀`;)もう少し、大人になります。 コメント、とても嬉しかったです。 またいつでもお待ちしておりますので、遊びに来て下さいねぇ~~~~ (*´∀`*)ノシありがとうございまぁぁぁああっす今回は、か行の皆様へ、お返事でしたっっ 次回、さ行&た行!!
おはこんばんちわ(*´∀`*)ノシお返事に時間がかかっておりますので、息抜きに。 naseさんに描いて貰っちゃいました (´艸`*)毎日のご訪問・拍手・コメントへ、感謝の気持ちを表しましたぁっっ 追記です。 ↓↓↓↓↓
鼓動が聞こえる。 熱い胸板を通して、力強く、穏やかな鼓動。 この人が生きている、愛おしい証。 温もりが伝わる。 柔らかな皮膚を伝って、優しく。 生温くてほの甘い温度。 彼女が生きている、揺るぎ無い安心感。 夜明けの浅い眠りの中で、 2人は何度でも夢の中で巡り合う。 今日もまた新しい1日を生きる為に。 アナタがいるから生きて行ける。  (文字:ケシ 絵:nase) (*´∀`*人●´ω`●)引き続き、お返事も頑張りまっす (*´∀`*)ノシ
2013年に、ケシ子が溜めに溜めたコメントのお返事、第3弾です。 《さ行・た行の部》は、こちら ↓↓↓↓↓
さくらさま、コメントありがとうございます(*´∀`*)さくらさま、お返事が随分遅くなりまして申し訳ありません m(_ _)m着せ替えからの思い付き長編パラレル“あぶく”へのコメントありがとうございました (´∀`◎)naseさんと悪ノリした結果が、あれです(笑) 大抵、いつもしょうもない遊びばっかやってるんですケド、ワタシの一番の“遊び”は 更新です。(真剣) あれも、はじめはただの着せ替えだったんですが。 色んな服を着せてる内に、水着とか良くね?ってなって。 水着にも色々あるうちの、 競泳用水着に何故だかグッと来るものがありまして・・・ 他にもね、セクシー系の水着もいっぱいnaseさんに描いて貰ったんですけど。 カオリンもリョウちゃんも、しっくりくるのが競泳用だったんです (´艸`*)健康的な肉体美と申しましょうか、明るいLOVEと申しましょうか・・・そういうのが2人には、似合う気がして。 気付いたら、カオリン大食い設定とかになっちゃいました(テヘペロ) 『片思いリョウちゃんは萌えますねv』というお言葉。 激しく同意します(握拳&青筋)まぁ、厳密に言えば、両片想いなんですけどね (´艸`*)そして、最終的にはリョウちゃんがカオリンを美味しく戴くんですけどね ❤当ブログの正式な楽しみ方としては、たとえ最終話がほのラブで終っても (おわり)の下に、 ※この後、リョウちゃんが美味しく戴きました※っていう、テロップが入ってると思って生温く眺めて下さい。 さくらさまのリクエストも、未だお待たせ致しておりますが。 気長にお待ち戴けるとありがたいです m(_ _)m(_ _)m(_ _)mまたのお越し、いつでもお待ちしておりまぁぁああっす (*´∀`*)ノシああありがとおございまぁぁぁああっす雫さま、いつもありがとうございます(´艸`*)雫さぁぁ~~ん、コメント沢山ありがとうですよぉ~~~ (´∀`◎)いつも素敵なコメントを戴いておきながら、お返事遅くなって申し訳ありません。 ワタシ、いつも雫さんのコメント返信のマメさに尊敬の眼差しでございます m(_ _)mワタシ、好きなモノを先に食べちゃうタイプでして・・・ 宵越しの金も使い果たして、前倒しで豪遊しちゃう奴なんですよ(滝汗) ついつい目先の更新の誘惑に負けちゃうんです (´∀`;)たははーだから、いつも雫さんのスタイリッシュなサイト運営に密かに憧れてます。 そして、雫さんの書かれるお話しに、いちいち心臓撃ち抜かれてます (*´Д`*)萌死寸前まるでゾンビのように甦っては読み返して萌え死ぬ、という明け暮れです。 ワタシも大概、初物好きですが、雫さんには敵いません (*´∀`*)初チウ・初エッチ好き同士(勝手にそう思っておるですよ)これからも頑張るですよっっ (*´∀`*人*^0^*)なかーまいつも、コメントありがとうございます (*´∀`*)ノシそちらにもまた伺いまぁぁぁあっす ♪しらたまさま、コメントありがとうございます(´∀`◎)昨年夏に、戴きましたコメントのお返事が今になってしまい誠に申し訳ありません(汗) m(_ _)m(_ _)m(_ _)m(_ _)m(_ _)m(_ _)m個人誌、間に合わなかったとの事。非常に申し訳ありませんでした (ノД`)・゜・。実は、あの時は。 新しくプリンターを購入致しまして(お絵描きをスキャンしたくて・・・)、 その勢いで、手作りで作ってみたんです (*´∀`*)ノシブログ上に、発表したものが大半なのに買って下さるという方がいらっしゃる事に感激いたしましたっっ 20セット限定で作ってみて、余るだろうなと思っていたので大変嬉しかったです。 製本の段取りはもう解るので、いつかブログとは違うお話しでまた作れたら楽しいかなって思ってます。 その時は是非、買って戴けたら嬉しいです (´艸`*)うふふしらたまさまの、 “言いたい放題”ナイスです !(覚えてるらっしゃるでしょうか・笑) ワタシもそれが実現出来たら、絶ぇ対っっ楽しいだろうなぁ~~~と思います (*´∀`*)超レア物間違いなしですよ(ぐへへ)これからも、何か面白い事を思い付いたらやってみるかもしれません(笑) (なんせ、ケシ子にとってブログ運営はこの上ないお遊びなんで・テヘ) こんなブログですが、良かったらまたいつでもお越し下さいませ~~~~ (*´∀`*)ノシそして、しらたまさまも。 リクエスト、ケシ子は忘れたワケではございませんので、しかとお預かりいたしておりますっっ あありがとぉおございまぁぁぁああっすっっ朱雀さま、いつもありがとうございます(´艸`*)朱雀さま、いつも沢山のコメントを残して戴いて誠にありがとうございます (*´∀`*)作品のご感想のみならず、ワタシのしょうもない呟きへのリアクションから、 温かい応援のメッセージまで (ノД`)・゜・。とっても励みになりますっっ 当ブログは、過剰にイチャラブですが(汗) それもこれも、あの不器用な2人を世界一幸せにしたいって思いながら書いてるからです(テヘ) そのワタシの勝手なファンタジーを、汲み取って戴き萌えを共有して戴けて。 ワタシは、幸せです。 そして、もっとはっきり言ってしまえばっっ ワタシはカオリンをただひたすら甘やかしたいのです。 勿論、甘やかすのはリョウちゃんの役目ですが。原作で見れなかった世界に、イチャラブを過剰投与して捏造しております(握拳) そしてカオリンを甘やかしたいのは勿論なんですが、 結果、リョウちゃんの幸せもその先に有る筈だと思うのです。 お互いがこの世に存在している事こそが幸せそのもの、そういうお話しがこれからも書きたいです。 いつもありがとうございます (*´∀`*)ノシ朱雀さまのお越し、ケシ子はいつでもお待ち申し上げておりまぁぁあっす ♪suzuさま、いつもありがとうございます(*´∀`*)ノシsuzuさまにも、昨年は沢山のお言葉を頂戴いたしまして、お返事が遅くなりました。 申し訳ありません m(_ _)m(_ _)m(_ _)m(_ _)m申し訳ありません suzuさまには、いつもお話しの続きをドキドキしながら期待して戴いて、 大きな更新のモチベーションになっております (´∀`◎)ノ頑張るぞ、オー!←ってなります。 感想だけじゃ無く、麦茶のお話しや、レンジ餅網のお話し、 suzuさまの生活が時折垣間見えるコメントに、ほっこり致します (*´∀`*)『のしもち』っていうのを食べてみたいです。ワタシは、いつも丸っこいお餅です。 いいなぁ、ご実家住まい (´艸`*)羨ましいです。 老犬2匹との生活は、会話という名の独り言連発です (ノД`)・゜・。呆けないように気を付けます (*´∀`*)ノシsuzuさま、もうじき花粉の季節ですね (T∀T)今年は、花粉少ないとイイですね。 ワタシは、いつなるかいつなるかと冷や冷やしています (´∀`;)これからも、suzuさまが、続き気になってドキドキするようなお話しを書いて行けたらと思っておりますっっ いつもありがとうございまっす (*´∀`*)ノシまた、おまちしておりまぁぁぁぁあっす ❤そらこさま、コメントありがとうございます(´艸`*)初めてコメント戴いたのに、お返事遅くなりまして申し訳ありません (ノД`)・゜・。モヤモヤ期から、初ちうまでのぐるぐるを書いたお話しにコメント戴いて、 そしてカオリンが可愛いと仰って下さって、とっても嬉しいです (*´∀`*)これまでに幾つか同じような、でも少し違うようなぐるぐるする2人のお話しを書いたんですが。 毎回、書いてて、普通ならカオリンも大概でリョウちゃんの気持ちに気付くのが自然じゃないかなぁ? とか、思いながら書くのですが。 それに気付かないカオリンに萌えてしまうので、 ついつい超絶鈍感なおバカなカオリン像を描いてしまいがちです (T∀T)本当はね、もっとカオリン賢い筈なんですよ、 完璧女子だから(握拳)でもでも、ぐるぐるしちゃう(涙)だって、初恋なんだもぉ~~ん(*ノД`*)・゜・。みたいな、 乙女の初恋・ぐるぐる恥らいハンマー物語が書きたいのです(力説&意味不) そして、野生の種馬・冴羽の狩猟本能に火を点けてやりたいのです(でゅふふ) 火がね点いたらね、早いと思うのですよ、そこからは。それだけが取り柄ですから、あの男は。 また、新たなぐるぐる思い付いたら書いてみたいと思います (*´∀`*)ノシまた、お暇な時にでもお立ち寄り下さいませ m(_ _)mコメント、ありがとうございまぁぁぁぁああっす★多田(ワタナベ)さま、いつもありがとうございます(´艸`*)多田さま、お返事が遅くなりまして誠に申し訳ありませんっっ そしてそして、絵を戴いた事。とっても嬉しかったですっっ なんせ、ワタクシこう見えて大の 女の子のオーバーオールスキーでして(汗) きっと、その原点はDr.スランプでして、そこからの博士と助手だったりするんです (*´∀`*)だから、多田さまのオーバーオール・マリーを見た時に ガツンとやられまして。 調子こいて、カオリンのおねだりとかまでやっちゃいました(テヘペロ) 数多いる女の子キャラの中から、マリーを選択する多田さま、只者ではありませぬな(ぬは) そんな多田さまのセンスが、非常に好きでございます。(逆転もスキ ❤) ホントにあの時期ワタシ、多田さまの作品に随分触発されましてイメージがモクモク湧いてたんです。 ワタシは、カオリンが大好きだけど。大きな意味で、女の子キャラが好きなのかもですよ。 特に、美樹ちゃんや絵梨子ちゃんはカオリンの味方だし、 ソニアさんやマリーさんは、一見敵のように見えて味方だし(ちょっぴりエロいし・むふ) それに、ニューヨークにはさゆりお姉たまもいる (*´∀`*)はうんケシ子の、唯一苦手なおにゃのこキャラは野上シスターズかも・・・カオリンのライバルだから(汗) 結局は、カオリン中心に世界が回る、当ブログです (´Д`;)ぉうふコメントや御絵戴いてとっても嬉しかったです (*´∀`*)ノシオーバーオールカオリン、大事にしまぁっす (´艸`*)良かったら、お暇な時にでもまた遊びに来て下さいねっっ ああああありがとぉございまぁぁぁあぁあっす!ちーさま、いつもありがとうございます(*´∀`*)ノシ思えば、ちーさまとの出会いは3万ヒット企画の、記事のコメント欄からでございます(回想) その節は、分りにくい説明で非常に申し訳ありませんでした (*´∀`*)ゞえへへお待たせしてますが、必ず書きますので長い目でお待ち戴けるとありがたいです m(_ _)mいつも、たまにしかコメントしないですみませんって、書いて下さるのですが、 全然そんな事ありませんよ。 コチラこそ、沢山コメント戴きながらお返事が遅くなって申し訳ありません (´∀`;)本当はもっと、双方向のやりとりが出来るブログだったら今以上に、楽しんで貰えるのでしょうけど… なかなか、更新の方に没頭してしまって申し訳ないのです。 ついつい書き出すと勢いでバァッッ~~っと書いちゃうタイプなので、考え無しなんです (ノ∀`;)先日も、ちーさまへの返信じゃないにも関わらずお言葉戴き、嬉しかったです。 味方ですって言って下さった言葉に支えられました(いつのコメントかは、秘密です。) こうしてみると、どれだけ皆様の言葉に元気付けて戴いてるのか、実感致します。 その分、楽しんで戴けるようなお話しを書いて、お返し出来たらな、と思っています。 いつもありがとうございまぁっす (*´∀`*)ノシまた、遊びに来て下さいね~~~ ★chunaさま、コメントありがとうございます(´艸`*)思えば、chunaさまがコメントを下さってからの丸1年、ワタクシ。 返信と云うモノをやっていませんでした (((;゜Д゜)))どんだけぇ~~誠に申し訳ありませんでした(平謝)せっかく、コメントを戴いていたのに、本当にワタシは最低です (T∀T)去年のお正月、今年(昨年の事です)も更新楽しみにしていますって言って戴いて。 その後、如何でしょう、果たしてワタシはchunaさまに喜んで戴けるようなモノが書けたでしょうか(汗) 今年こそ、ことよろでございます (*´∀`*)ノシ頑張りまぁ~~~すそして、更新もだけどっっ 更新もだけどっっ(2回言っておきます・汗) もっと、お返事頑張りまっす (*´∀`*)こんなしょうも無い管理人ですが、またいつでも遊びにいらして下さいませ m(_ _)mお話しに込めた愛情だけは、誰にも負けないつもりで書いております(握拳) コメント、ありがとうございまぁぁぁぁああっすtokososukeさま、いつもありがとうございます(*´∀`*)昨年中は、お世話になりました (´艸`*)tokososukeさんのお話し大好き ❤切ないけれど、萌え萌えするんですよぅ (*´∀`*)はうん今年は、年明けからtokososukeさんの新作読めて楽しかったですっっ ♪お仕事、お忙しそうですが、ご無理なさらずに風邪引いたらダメですよぅ また、tokososukeさんの所にも、遊びに行きますよ~~~ (*´∀`*)ノシいつもお優しいお言葉、感謝いたしております (´∀`◎)ぜひぜひ、今年もよろしくお願い申し上げまぁ~~~っす。 あああありがとぉおございまぁぁぁぁあっすtomoさま、いつもありがとうございます(*´∀`*)ノシtomoさまっっ、お返事大変お待たせ致して、非常に申し訳ありませんでしたっっ 沢山のコメントを戴いて、とても嬉しいです (*´∀`*)ノシシャドウのお話しは、映画のようだと言って下さってとても嬉しかったです。 ワタシのお話しは、結構勢い任せなので…後から自分で振り返ると粗が目立って恥ずかしいです(笑) 昨年、秋にはtomoさまの励ましのお言葉も胸に沁みました (ノД`)・゜・。親近感を感じて下さってるというお言葉、噛み締めてます。 顔は見えない同士だけど、多分、物理的距離は遠いけど。 ネットって不思議ですね、このブログを始めた事で、改めてそう思います。 シティーハンターが好きっていうその共通点が、沢山の人を結ぶんですもんね (*´∀`*)二次創作をするまで、お話しを書いた事など無かったけど。 気が付いたら、今年の4月で2年になるんですよ(笑)信じられないっっ!! 今では、お話しを書く事が生活の中の大きな楽しみの1つになってしまいました (´艸`*)そうやって楽しみながら書いたモノを、tomoさまにも楽しんで戴けたら嬉しいです。 年末には、肝臓の記事でもご心配をおかけいたしました m(_ _)mお陰様で、少しづつですが良くなりつつはあります。 この調子で、必ず治して超健康体になる予定ですっっ。 今年もヨロシクお願い申し上げます (*´∀`*)ノシありがとぉぉおおおおございます。 また来て下さいね ♪今回は、さ行&た行の皆様へのお返事でしたっっ 次回は、な行!!
2013年に、ケシ子が溜めに溜めたコメントのお返事、第4弾です。 《な行の部》は、こちら ↓↓↓↓↓
naoさま、いつもありがとうございます(*´∀`*)ノシ昨年中は、いっぱいコメントを貰っておったのにお返事遅くなりまして申し訳ありません。 カオリスト・オシリスト・シタチチストのnao山さんが素敵です (*´∀`*)色々とお忙しいとは思いますが、陰ながら応援致しております (´艸`*)寒いので風邪など召されませぬよう、ご自愛くださいませ ❤ありがとぉぉおございまぁあぁあっす(ノ∀`*)えへへNaKaさま、いつもありがとうございます(´艸`*)NaKaさまにも、いつもありがたいお言葉を頂戴いたしまして誠にありがとうございます ♪当ブログはパラレル率がハンパ無い感じですが、パラレルが面白いと仰って戴けて嬉しいですっっ NaKaさまはいつも、お話しを1つ1つとても丁寧に読み込んで下さって、 戴くコメントからもそれがとても伝わって来るので、更新をするテンションが3割増しで上がります(真顔) オフィスパラレルを気に入って戴けて、あれは今の所、結婚式までは番外で書いたのですが、 それ以外の部分で、また突発的に番外編を思い付いたら書いてみますね (*´∀`*)あのお話しは、ワタシが書いた初めてのパラレルで、今読み返すと少し恥ずかしいのです(照) 未だに面白かったって仰って下さる方も居て、嬉しい限りです。 いつも自分自身が萌えるものしか綴らない、こんな大幅に個人的趣味全開の当ブログですが。 今後とも、どうぞよろしくお願いもうしあげまぁぁぁっす (*´∀`*)ノシ大晦日のご挨拶、ありがとうございました m(_ _)mこちらこそ、今年もヨロシクです ❤nagiさま、いつもありがとうございます(*´∀`*)ノシnagiさま、お久し振りでございます。 お返事、遅くなりまして申し訳ありません m(_ _)m昨年は色々とありまして、毎日更新というワケにもいきませんでしたが、 今年は、自分のペースで相変わらず好き勝手に書いて行こうと思っております(笑) また、お暇な時にでもお立ち寄り戴けると、幸いでございます (´∀`◎)ありがとうございまぁぁぁあっす(*´∀`*)ノシnaseしゃん、はうん(*´∀`*人●´ω`●)naseさん、お返事漸く書けました (ノД`)・゜・。ケシ子、駄目ね。もうね、お互いに首を締め合っておりますね (´∀`;)だははーnaseさんには、コメントのみならず、それ以上にお世話になり過ぎてありがとうでは足りませぬ(握拳) これ以上無いほどの萌えの共鳴とカオリスト魂が、naseさんとお話しをしていると燃え滾るのです。 つい、書きたくなっちゃいますよねぇ (´艸`*)ついつい、時間を忘れちゃいます(テヘ)でも、だからこそここまで続けられてるんだと思います。 誰より、naseさんに。 ねぇねぇ、こんなの書いてみたよ~~って、言いたいんだっっ そういう気持ちって、大事だと思うんです。というワケで、またやるですよ(にひひ) 色々とね❤いつも、無茶振りばかりで申し訳ありません。 でも、naseさんに描いて貰った絵は、来て下さる方皆さんに喜んで貰えます。 何よりケシ子が、喜びますっっ(結局、それ。) いつもいつもいつもありがとぉおございまぁぁぁああっす大好きです (*´∀`*人●´ω`●)なっちゃんさま、いつもありがとうございます(*´∀`*)なっちゃんさま、いつも温かいお言葉の数々、どうもありがとございます m(_ _)mとってもとっても心に響いて、更新する糧とさせて戴いておりますっっ (ノД`)・゜・。なっちゃんさまのお言葉を読んでいますと、ワタシの伝えたかった事がちゃんと伝わっていると、 伝わって良かったと感じる事が出来るんです。 それは、こんな自己満足なブログをやっている者にとって、この上ない幸せです (*´∀`*)本当を言うと、1番には誰の為でも無く自分の為に書いてます。自分自身が、面白いから。 けれど、それをネットの何処かで誰かが楽しんで下さってるんだなぁと思える事が、幸せです。 なっちゃんさまから、お言葉を戴くといつもそんな気持ちになるんです。 勿体ないほどありがたい事です。 お酒のお話し、なっちゃんさまのお話しを聴くのも楽しかったんですが (ノД`)・゜・。なんと、今現在ワタクシ、禁酒を余儀なくされております  早いとこ治して、またお酒飲みたいデッス (´∀`;)ダメかにゃ…今年も、これからマイペースにやって行きますので、どうぞヨロシクお願い申し上げます (*´∀`*)ノシnokoしゃま、いつもありがとうございまっす(´艸`*)nokoしゃんっっ、お返事遅くなりましたぁぁぁ(脂汗) どうも申し訳ありません m(_ _)m(_ _)m(_ _)m(_ _)m遅くなりましたぁ~~~~ いっぱいいっぱいコメントを戴いて、いつも感激です (ノД`)・゜・。そちらにたまにしか行けなくて申し訳ないのです。 nokoさまのコメントとか、ブログとかいつもほっこりとした気持ちになるので、大好きです。 今、ワタシはモヘアでセーター編んでおります (*´∀`*)ノシ前身頃と後身頃まで編んで、袖を始める所でオサボリしてます(テヘペロ) 今シーズン中に着れたらいいなぁ(汗)と思いつつ、ついついパソコンの方に向かっちゃうんです・・・ 靴下も編みたい・・・ それと、ワタシの 親不知抜歯記念日を覚えていて下さって、ありがとうございます (*´∀`*)親知らずは、あと1本上あご右の奥に所持しております。 ココに、超即効性強力睡眠薬を仕込んでいますので、抜けません(嘘) 痛くないのに抜くのがイヤンなの。 プラーク除去にもそろそろ行かないとだけど、歯医者さんはオサボリしております (T∀T)オラ、いぎだぐねぇだまた、そちらにも伺いまっす (*´∀`*)ノシいつも、ありがとぉございまぁぁぁああっすのぶさま、コメントありがとうございます(*´∀`*)ノシのぶさま、お返事遅くなりましたっっ m(_ _)mそしてそして 来て戴いて本当に良かった !!!!ずっとずっと気になっていたんです (ノД`)・゜・。“DayDreamBeliever”を読んで戴けて、良かったです。 初め、書けないと思ってました。自分には。 でも、約1年半かけて(これを書いた時は、ブログ始めてその位の時期でした)文章を書く内に。 そして、沢山の素敵な二次作家様方の作品を拝見する内に、そして何より。 もう一度、カズルさまのリクエストを戴くというご縁を頂戴した事で、挑戦しようと思えて。 なんとか、形に出来ました。 誰より、のぶさまに喜んで戴けて嬉しく思います。 この経験は、ワタシに。自分一人では出来ない成長という事と、 この歳でも足掻けば出来ない事は無いんだという証明をくれました。 ワタシも、ハッピーエンドにしか興味はありません。そこは勿論、ぶれません。 また、いつでもお待ちしておりますので遊びに来てやって下さいませ~~~ (*´∀`*)ノシNoRiさま、コメントありがとうございまっす(´∀`◎)お返事遅くなって申し訳ありませんっっ (ノД`)・゜・。ミックに嫉妬するリョウちゃんに萌える、というお言葉を戴いたのですが。 何という偶然の一致。あいにく、ワタシもそれは大好物です(涎) ミックが登場したら、俄然お話しに彩が加わるとワタシは思うのです (´艸`*)いつも思うのですが、カオリストのワタクシは、気が付くと。 ミック目線でリョウちゃんとカオリンを見てる気がします(真剣) ミック、美味しいですよね。 双眼鏡で覗き放題でも、命懸け。 カオリンに近付けるでも、命懸け。・・・あ、そうでもないか??? それにしても、ミックの立ち位置にはミック以外いなくて、 安全牌だけど、リョウちゃんの嫉妬心を煽る事が出来る相手で、その反面誰より2人の事を応援してる。 このポジションは、非常に便利です(笑)キャラもイイですしね (*´∀`*)イイ男の筈なんだけど、なんか3枚目で。憎めない(笑) ミック氏、ワタシは結構好きです。 なんだかんだで、原作設定からパラレルまで幅広く名脇役として登場して貰ってます。 何より、カオリンを愛する同志なのです、彼はっっ。 と、ミックについて熱く語っちゃいましたが (´∀`;)最終的に彼には、初恋を諦めて貰うしか出来ない当ブログです(涙) たまにね、アクセス解析の検索キーワード(←面白いので、これしか見てません・笑)で、 誰か、『ミック×香』とか『ミック×香 エッチ』とか『ミック×香 キス』とかググってるんですが。 残念ながら、当ブログにそんな展開はありません(汗) なんか、キーワードだけ拾ってヒットするみたいなんですが、申し訳ない気持ちになっちゃいます。 他を当たって下さい・・・と。 関係無いですね、こんな話(テヘペロ) コメント、ありがとうございましたぁぁぁっっ。 あまり、マメな方じゃないのでお返事は常にお待たせしているような状態で申し訳ありません。 またのお越し、おまちしてまぁぁぁあっす(*´∀`*)ノシのんさま、コメントありがとうございまっす(*´∀`*)ノシお返事、1年近くもお待たせしてしまって申し訳ありません m(_ _)mカオリンが可愛かったというコメントは、良く頂戴するのですが。 リョウちゃんが可愛かったと、仰って戴けて光栄です。 当ブログは、サエバスキー様には怒られてしまいそうなほどに、 甘いリョウちゃんしか存在しないのですが。 まぁ、これも幸せすぎて平和ボケした冴羽商事の2人という事で、それもいいかなと。 もうこの際、殺し屋だったって事、死ぬまで忘れてても良いんじゃないかな~~なんて思うんです。 カッコ良く事件を解決するシティハンターも、シティハンターに違いないのですが。 それは、別の方に書いて戴くとして(え?) ワタシは、いちゃいちゃラブラブが書きたいんです(握拳)至って、真剣です。 そこしか興味無いと言っても、過言ではありません。 当ブログで、事件の描写があってもそこはメインじゃありませんよ(断言) メインは、その後のイチャLOVEなので、ヨロシクお願い申し上げます(何をだろう) というわけなので、これからも2人はイチャつきます (*´∀`*)ノシ ヨロシク~コメント、ありがとうございましたっっ❤また来てちょ。 今回は、な行の皆様へ、お返事でしたっっ 次回、は行!!
お題23.たとえどんなにここ最近、香には悩みがある。 いや、これまでにも悩みの1つや2つ、常に抱えて来た。 でも今回に限って言えば。 それは香の人生史上、1、2を争う深刻な悩みである。 お金が無いとか、依頼が無いとかなら、まだ答えは明快だ。 依頼が入りさえすれば、解消される。 けれど、香が一番どうして良いのか解らなくなるのは、 僚との事。 僚との関係性について。 僚の自分に対する、気持ちについて。 自分の僚に対する、気持ちについて。 そして、これから先の人生について。 何故急に、これまでも何度となく考えてきた事を突き詰めているのかというと、理由がある。 昨年の秋に、友人の同業者夫婦が正式に結婚式を挙げた。 その場で事件は勃発した。 僚へと逆恨みを募らせた狂人は、花婿の背中に銃弾を撃ち込み、花嫁の純白のドレスを真紅に染めた。 そして香は、連れ去られた。 そこからの怒涛の展開は、香にとっては哀しいけれどよくあるいつものパターンってヤツで。 焦る気持ちもあるにはあったけれど、何処かで必ず僚が来てくれる事は信じられた。 僚のいない所で連れ去られる事は、1番の恐怖だけれど。 僚がいて連れ去られたのなら、香には“信じる”という強い武器になる。 僚はいつも、本当に危ない時には現れて、一瞬にして香を救い出して魅せる。 嘘みたいな話だけど、これが実の所、本当に良く効く作用で。 香は心の中に僚を思い描くだけで、本当に強く居られた。 縛られて四方を銃口に囲まれても、頬を張られても、香には僚が居る。 だから、もしも万が一の事があっても。 相棒として信念を貫いて死ねたら本望だ、とそう思える。 これが、図らずも命を奪われる前の兄と、同じ覚悟と気持ちであったという事を香は知る由も無い。 香は信じている。 “相棒”の僚を、世界中の誰よりも。 そして、その時も。 僚が香の信頼を裏切る事は無かった。 海坊主と2人で相当数の訓練された兵士を相手にしながら、 まるで準備運動でもするように易々とそこに現れた。 踏んできた場数が違うんだよ、とでも言いたげに。 そして鮮やかに、香を助け出した。 僚はいつだって。 香にとっては、白馬に乗った王子様なのだ。 「・・・王子様ねぇ・・・」 香は冷たい窓に、額をくっ付けて深い溜息を吐いた。 あの時、僚は確かにカッコ良かった。 まるで本当に、スーパーヒーローみたいに香を抱き寄せた。 死なせやしないと、囁いてくれた。 でも、今となっては。 もしかしたら、あれは香の願望が見せた、都合の良い白昼夢だったのかもしれない。と思う。 僚は白馬に乗った王子様というよりは、時々王子様のフリをする青毛の種馬だ。 あれからの2人に、何も変化は無い。 怪我を負った美樹と海坊主は、順調に回復し、店を再開した。 年も明けて、いつも通りの日常を取り戻した新宿の面々は、何事も無く平和に過ごしている。 ミックの部屋にかずえが暮らし始めて、かすみはこの春で大学を卒業するし、就職も決まった。 新婚家庭の邪魔は出来ないと、キャッツの近くで1人暮らしを始めた。 みんな、変わる。 少しづつでも、季節の移ろいと共に進歩しながら歳を取るのに。 香と僚だけは、この数年何も変わらないような気がする。 そう思うと、香は一気に気が滅入る。 僚にとって、果たして自分とはどういう存在なのか。 香にとって僚は、相棒であり、王子様(一応は)であり、家族だと思ってきた。 マリーやソニアが訪ねて来た時の事を、香は今でも時々思い返す。 海原がこの6階まで足を引き摺りながら、訪ねて来た日の事。 僚のこれまでを築いてきた人達と出会って、彼らなりのやり方で僚を託された。 僚の過去を、1つずつ共有して分かち合ってここまで辿り着いた。 だから、香は僚の家族になろうと思っている。 香と兄の秀幸には、血の繋がりは無い。 けれど、兄妹だし家族だ。 だから僚との間にある繋がりが、たとえ相棒の絆だとしても。 香は家族になれると思っている。 でも、僚が同じように思っていてくれるのかは、また別の話しで。 香はそれを思うと、いつも解らなくなる。 そして、それでもいいと、結論付ける。 それしか方法が無いから。 たとえそれが。 自分1人の想いでも、報われる事など無くても、 香は心の中に居る僚を思い描くだけで、夢を見る事が出来る。 この世で僚と2人だけなら、僚は自分の事を真っ直ぐに見てくれるだろうか。 ただいまぁ~ 僚がそう言って、木枯らし吹きすさぶ表から暖かいリビングに帰って来ると。 窓際に立った相棒が振り返って、淋しそうに笑いながら、おかえりと言った。 石油ストーブの上には薬缶が置かれて、蒸気を上げながら部屋を加湿して。 僚が戻ると香は、熱いコーヒーを淹れてくれた。 薬缶のお湯が減って、また水が足される。 温くなった薬缶がもう一度、ストーブに戻される。 その繰り返しが、優しくこの部屋を潤し続ける。 熱くなったら覚まされてぬるま湯に戻る。 ぬるい穏やかさは2人を雁字搦めにして、そこから一歩も動けなくする。 これでも充分幸せだと、言い聞かせて白昼夢の続きを生きている。 たとえ本当に求めるモノが違っても。 (つづく)
お題91.冷たい視線詳細はこれを読んで頂戴。 そう言って冴子は、A4版の茶封筒を僚に手渡した。 警察署近くの公園の樹々は、茶色く枯れ、ベンチの周りに吹き溜まった落ち葉が、 木枯らしに吹かれて、カサカサと乾いた音を立てる。 僚は歯形が付くほど強くコルク色のフィルターを噛み締めて、煙草を口に咥え。 空いた左手に、冴子が寄越した熱い缶コーヒーを転がし、右手に件の封筒を持つ。 缶コーヒーを、不味いと思い始めたのはいつだっただろう。 その頃には、殺し屋の自分の懐に仔猫ちゃんが転がり込んでいたような気がする。 そう思うと、自然と僚の口角が僅かばかり持ち上がる。 冴子が依頼を持ち込むようになったのは、いつの頃だったか。 槇村という男を介して知り合った冴子に、僚はその昔惚れられたし、憎まれた。 きっと、近親憎悪だろう。 僚も冴子も、槇村兄妹の様な無垢で真っ直ぐな魂に憧れを持つ、同じ穴の貉だ。 槇村を亡くして、僚には香が残ったけれど。冴子からは、槇村を奪った。 だから僚は、冴子に何も言えないのかもしれない。 香とはまた違う意味で、冴子から最愛の男を奪った。 けれど、その代りに僚はなれない。なれなかった。 僚が答えを出せるとすれば、それは香に対してだけで。 それすらもまだ、これからなのだ。 全てはまだ、今は明かせない。 たとえ相棒でも、香に近付けたくないこの世の澱が僚にはこびりついている。 僚の生い立ちを知った時、香は僚の元を離れる事はしなかった。 僚の父親とも言える、海原の最後を相棒としてあの地獄のような船の中で見届けてくれた。 そして、ガラス越しのキスをした。 キスなど、星の数ほどやって来た僚の。 人生の中で一番甘いキスは、冷たいガラスの感触だ。 あの日、勢いのままに湖の畔で一番甘いキスの記憶を上書きしようかとも思ったけれど。 相変わらず、躊躇ってしまった自分に僚は、あれから何度も自嘲した。 これまでにチャンスは幾らでもあっただろう、けれど僚には未だ踏み込めない何かが心に枷を嵌める。 香はまるで、新しく降り積もった真っ新な雪のように白く。 僚は自分が、それを穢す黒い雨のようだと思ってしまう。 その資料には、いましがた冴子に説明された 人身売買組織の更に詳しい背後関係が緻密に記されている。 僚は取り留めも無い、個人的思考を頭の隅に追いやって冴子からの依頼に集中する。 冴子の依頼は、その組織の黒幕のヒット。 黒幕は、名前を聞けば誰もが知っているレベルの実業家だ。 表向きの彼は、健全な商売を営んでいるが。 一枚その洗練された面の皮を捲れば、醜悪なモンスターだ。 ヒットで良いの? 僚が地面に落とした煙草を、ブーツの先で踏み消す。 手の中の缶が温くなって、鋭い金属の感触を感じさせ始める。 僚が欲しい温もりは、これじゃない。 ええ、それがベストなの。 そう言って、冴子が艶やかな黒髪を耳に掛けた。 形の良い耳朶には、上品なプラチナのピアスが揺れる。 ターゲットはこれまでにも、何度も捜査対象として浮上しながらその全てを掻い潜ってきた。 これの意味するところは、警察との癒着と圧力。 冴子曰く、ヤツの取り巻きたちは皆、金で繋がっただけの捨て駒なので、頭が死ねば結束は脆い。 癒着や圧力もヤツ本人あってこその脅威なので、頭を切り崩せばこの案件に風穴が明くのだという。 良くある話の、良くある依頼だ。 そして、これまで冴子が持ち込んだこの手の話しを。 香は知らない。 はいよ、報酬はいつも通りで頼むわ。 わかったわ、週末までには振り込めると思うわ。 香の前では、まるで白々しい茶番のように繰り広げられる“報酬”の話しは。 本当を言うと、いつもニコニコ明朗会計の現金払いだ。 僚程度のヒットマンにしては、格安である。 一応、それは警視庁からの正式な経費という名の綺麗な金である。 僚はあくまで、善良なる一般市民の協力者、技術者という事になっている。 ごくごく重要な内部機密だが。 ねぇ、僚。 ん? いつまで、・・・まだ香さんに全てを話す気はないの? ・・・。 途端に黙り込む僚に、冴子の視線は冷たい。 冴子は腹立たしいのだ。 僚に依頼を持ち込まなければならない、この醜悪な世の中が。 槇村を死の淵に追いやった、人間の暗部が。 僚が香にその深淵を覗かせたくない気持ちは冴子には、解り過ぎるほど良く解る。 いつかその闇が槇村を冴子の前から奪ったように、僚はきっと怖いのだ。 その闇を香に近付けるのが。 けれど、どうだろうと冴子は思う。 何も知らないままに、香がその闇に飲まれないとも限らない。 それならいっそ、知らせておいて損は無い。 香ならきっと、僚を信じて僚の手を取るだろう。 2人が闇に飲まれてしまわないように、僚を照らすだろう。 けれど、僚にはまだ踏ん切りがつかないらしい。 意外と、臆病なのね。あなた。 冴子がそう言うと、僚はフンと鼻で笑った。 ジャケットの胸ポケットに折り畳んだ封筒を捻じ込む僚に、冴子が付け足すように言った。 それから、今後この件は麗香を窓口に通すから。 ああ?麗香ぁ? ええ、あの子が担当してた案件なの。昔。 そか、わかった。 冴子と別れた僚は、その足で高架下の靴磨きと会った。 彼もまた、僚の棲む暗闇の住人だ。 すっかり冷たくなったブラックの缶コーヒーを渡すと、彼は小さく笑った。 仕事の話を手短に話した後は、彼の話題は専ら僚の仔猫ちゃんの話しだったりする。 やれ、この間は彼女に差し入れを貰ったから礼を言っといてくれだの。 やれ、今日は駅前でがっくりと肩を落としてたから、多分依頼は無かったよ、だの。 この街の住人は、みんな彼女に首ったけだ。 勿論それは、僚も例外では無い。 おかえり そう言って淡く微笑んだ香が、コーヒーを淹れてくれた。 熱くて苦いそれが、僚の欲していた物だと。 僚は暖かい自宅のリビングで、再認識する。 何も言ってやれない僚を、香はこうやって甘やかす。 僚が欲しいモノを、何も言わずに溢れるほど与えてくれる。 僚が物心ついてから香に出逢うまで知らなかった、それは愛情という目には見えない奇跡だ。 (つづく)
お題62. 諦めたくないこの数日、僚が何らかの依頼を請けているらしい事が解るのは。 香のこれまでの、相棒としての長い付き合いの賜物だ。 実際、香は知る由も無いけれど。 これまで僚の相棒として組んだ人間の中で、香との付き合いが一番長い。 僚の人生の中で、海原と教授の次に、 色濃く僚の私生活を目の当たりにして来た人間は、香に間違いない。 ある意味では、僚がこれほどまでに自分を晒している相手は、他に一人もいない。 伝言板には、依頼は無かった。 年が明けて入った依頼は、1件だけで。 それも比較的簡単な家出人探しだったので、1週間ほどで片付いた。 危険な事もそれほど無かったし、だから報酬もたかが知れていた。 けれど、そういう依頼でも件数こなせば、さほど悪い商売でも無いのだと、香は思う。 何より、誰かの為になる。 けれど僚は。 香の知らない所で、僚自身に与えられた宿命とも言うべき業に手を染めている。 それは僚が望むと望まざるとに関わらず、僚にしか出来ない事なので僚がやる。 香もそれは解っている。 あの高校生の頃から、解っていた。 僚がそういう使命を与えられた男だという事を。 だからこそ、パートナーになりたいと思ったのだ。 警察の職を辞してまで僚に命を預けた、兄の気持ちが理解出来たのだ。 僚1人を、死なせるつもりは無い。 僚にだけ、その罪を負わせるつもりも無い。 相棒とはその罪を、等しく贖うべき存在である筈だ。 香は僚の相棒になってからの6年間で、その想いが確固たるものになって行くのを感じていた。 多分、今日いまここで。 僚がこれまでやって来たことの全てを知らされても。 香の気持ちはきっと、揺るがない。 香が僚という人間を知っている。 それ以上でも、それ以下でもない。 冴羽僚は、情に厚く、繊細で、純粋すぎるただの男だ。 そして香の相棒だ。 香は僚の使う、大ぶりのご飯茶碗に押し麦の入ったご飯をよそう。 僚は香の背中の向こうで、新聞を読みながらがつがつと夕食にありついている。 僚は何も言わず空の茶碗を香の方へと差し出すから、香も何も言わずに炊飯器からお替わりをよそう。 ついでに汁椀の中身も覗いて、味噌汁も注ぎ足す。 僚は何も言わないから、香も何も訊かない。 今夜も僚はきっと、夜の街で彼にしか出来ない仕事に奔走するのだろう。 何も解らない香は、だから。 せめて僚の為に、夕飯を作っていつも通りを装って送り出す。 今日も、飲みに行くの? 香が茶碗をテーブルに置いたのと、そう訊ねたのはほぼ同時だった。 僚は湯呑のぬるい茶を啜って、唇を湿らす。 表情と口調は自然なようでいて、寸分違う事無く完全に計算されている。 その方程式だけは、香に紐解かれてはならないから。 ん~、ねこまんま。 僚の息の掛かったキャバレーは、時折こうして僚のアリバイ工作に使われる。 夜の街は、僚の存在無くしては、円滑に平和を維持出来ない事は解っているので、 僚の可愛い仔猫ちゃんに、時折優しい嘘を吐く。 あんまり、ツケ溜めないでよ?依頼だって、次いつ来るか解んないんだから。 そう言って眉根を寄せながら、香は俯いて味噌汁を啜る。 玉葱と油揚げの味噌汁は、少しだけ甘い。 僚がご飯を咀嚼しながら、薄く頷く。 何もない普段の夜遊びなら、返事はっっ?!と、凄む香だけど。 こういう時、香は何を言えばいいのか解らなくなる。 気を付けてね。 無理しないでね。 ちゃんと、 帰って来てね。 それでも、そのどれでも無い言葉を選ぶ。 りょおの、モッコリすけべ。 僚が新聞の向こう側で、ぷはっと息を吐いて笑った。 僚が笑うから、思わず香も笑ってしまう。 どうか、この夜が最後になりませんように。 どうかまた、朝になるとこの目の前の彼が寝室で大鼾を掻いて眠っていてくれますように。 香には、祈る事しか出来ないけど。 本当なら僚の隣で、僚を護る盾になりたいけれど。 こんな事しか出来ない自分は、相棒失格だけど。 それでも、香にはこの僚との生活を手放す事などもう出来ない。 僚の家族になるという目標を、諦める事は出来ないでいる。 (つづく)
お題38.落とし穴正直、僚は今でも信じられない。 昔はこんな風に、何処かを自分のねぐらだと思った事など無かった。 都合が悪くなれば、すぐにでも体一つにパイソンを携えて姿を消した。 都合を悪くするのは大抵、自分自身で。 命を狙われる類の事も、修羅場に出くわす類の事も、腐るほど経験して来た。 まるで転がる石の様な殺し屋には、 未練を感じる程の感情など欠片も無かったし。 想いを掛ける相手も無かった。 金には困らなかった。 生きてゆく事に困るほど、無能でもお人よしでも無かった。 転がり続けていつの間にか、僚の名前は大きくなっていった。 もう自分でどうにか出来るような状況では無く、 僚の元には夜な夜な如何わしい誘いが舞い込んだ。 もはやその広大な大陸に、僚にとって居心地の良い場所など微塵も存在しなかった。 誰も知らない場所へ行きたかった。 それが、天国か地獄なら僚はいつ召されても後悔など無かった。 僚はもしかすると、オヤジと慕った彼の人に騙されたあの時から。 生きる延びる事など、望んではいなかったのかもしれない。 昔世話になった軍医の元を頼って、初めての国へ降り立ったとき。 僚は柄にも無く、胸が弾むのを感じていた。 だからきっとそのノリで、 新宿の街のやけに清らかな目をした鼠色のコートを着た男に、 うっかり気を許してしまったのかもしれない。 ネオンが煌めくその街は。 地獄でも、天国でも無く、能天気な落とし穴だった。 そして鼠色の彼は、僚にその街を案内する妙に人懐こい水先案内人となった。 彼がその検挙率では世界有数の日本警察の、敏腕刑事だったという事を後から知って。 僚は薄暗い半地下のバーのカウンターで、大笑いした。 それほど流行っているようには見えないそのバーは、それ以降。 僚と槇村の行きつけになった。 槇村に冴子を紹介され、槇村が警察を辞めた。 槇村には溺愛している妹がいるらしいという事が解るだけで、その妹の事となると。 槇村の口はまるで堅く閉ざされた。 気にならなかったと言えば、嘘になる。 けれど無理に訊き出そうとも思わなかった。 槇村の人懐こさは、僚には一生持ち得ない類のものだ。 槇村には、大切なものを持っている人間特有の魅力が溢れていた。 だから僚は、槇村の傍に居たかったのかもしれない。 槇村という男の世界の、僚からはずっと遠くにある大切なものを、 僚も大切だと感じたかった。 僚はアパートの前の歩道から、6階のベランダに零れる黄色い灯りを見上げた。 大切なものがそこにある。 それはあの晩、槇村から僚へと託された。 薄汚れた殺し屋に、槇村の一番大切な宝物が託された。 彼女は、槇村がいなくなった後、僚の事をとても大切にしてくれた。 槇村がそうされていたように、彼女自身が槇村にそうされていたように。 まるで、家族のように。 あの灯りの元が、僚のねぐらで、僚の帰る場所だ。 今ではもうハッキリとそう言える。 昔はねぐらを追われる事に、何の未練も何の後悔も無かった。 都合が悪くなれば、その場所を去った。 けれど僚にも、大切なものが出来てしまったから。 僚は必ず、あの灯りの元へ帰らねばならない。 相棒を失うような事はもう決してあってはならない、槇村の時と同じ轍は踏まない。 僚は未だに時々、夢ではないかと錯覚してしまう。 あの灯りが、僚の為に点された灯りだという事を。 あの暖かな部屋を残して、闇に紛れる僚は。 夜の街の中や、路地裏や、ごみ箱の陰に、人間の醜さや恐ろしさを採集しにゆく。 僚はそんな薄汚いもの達を、片っ端から片付ける掃除屋だけど。 あの暖かな灯りだけは、そんな僚を禍々しいものでは無く、 1人のただの男として迎えてくれる。 香に出逢うまで、僚にとって居心地の良い場所など存在しなかった。 それは僚が、この世界から拒絶されている証でもあった。 けれど、 今の僚には、帰る場所がある。 居心地の良いねぐらがある。 守るべきものがいる。 家族がいる。 けれど、決して忘れてはいけない。 この街は、能天気だけど油断ならない落とし穴だという事を。 (つづく)
お題47.コーヒーと紅茶僚の元に、麗香からの連絡が入ったのは2日後の事だった。 なんでも麗香は、僚が冴子から依頼されたのとは別件でひとつ大きな案件を抱えているらしく。 僚との待ち合わせには、普段彼らが使うのとは真反対の改札側にあるカフェを指定した。 どうやらそこは、紅茶専門店らしく。 店内に一歩足を踏み入れると、普段の僚の行きつけとは、全く趣の異なる薫りが漂っていた。 ごめんなさいね、わざわざ呼びつけたりして。 そう言って、ロイヤルコペンハーゲンのティーカップで優雅に茶を啜る女探偵は、 一見、極上の良い女に見えてその実、中身はなかなかどうして女狐だ。 どうやらお隣の探偵事務所は、そこそこ繁盛している。このところ忙しいらしい。 僚の手には、薫り高いアールグレイの入ったウェッジウッドが握られている。 この店は、一つ一つ異なった贅沢なティーカップでお茶を出すのが、売りらしい。 僚がオーダーを取りに来たウェイトレスに訊くと、ここではコーヒーを扱ってはいないらしかった。 いや、別に構わないけど。 僚はカップの中の明るい茶色に、相棒の瞳の色を重ねる。 僚の可愛い相棒は、紅茶色の目をしている。 こんな風に、麗香とお茶している事がバレた暁には、彼女の機嫌を損なうだろう事必至である。 けれど生憎、同じ街の中とはいえ、こちら側には普段。 香は滅多に足を延ばさない。 多分、今頃は伝言板を確認してキャッツで油を売っているか、 家に帰って、家事をしながらワイドショーでも観ているか。 僚は自分でも無意識に、取り留めも無く相棒の事を頭の隅で考える。 これ、例の件に関する情報。ターゲットは、意外と狡猾なヤツよ。 それなりに、ダークな交友関係も華やかみたい。 そう言って、麗香がテーブルの上に置いたUSBメモリを、 僚は小さく、サンキュと呟いてジャケットの内ポケットへと忍ばせた。 用件はこれで終わりだ。 それでもカップの中には、まだ半分ほどの紅茶が残っている。 麗香が意味ありげに、ニンマリと笑う。 それで?その後、どうなってるの? ぁあ?何が? 何がって、決まってるじゃない、香さんとの事以外何があるっていうの? 僚はこの手の質問には、辟易している。 2人の周りの同業者たちは、自分自身の事以上に僚と香の進捗に興味・関心があるらしい。 けれど僚には、彼らに報告するほどの進展も無ければ、報告する義務も無い。 一応、煙草を吸っても良いのかどうか、近くに居たウェイトレスに確認を取ると、 少しだけ撚れた紙巻に、火を点けた。 カチンという音と、オイルの匂いが紅茶の薫りに混ざる。 ゆっくりと深く吸い込んで、細く吐く。 その充分過ぎる間を挟んで、僚は苦笑する。 正直、目の前の女探偵がその一挙一動に魅了されている事など、僚の知った事ではない。 頃合いよく、愛想のいいウェイトレスが上品なガラスの灰皿を持って来た。 僚はそれを無言で受け取りながら、愛想で少し笑って見せる。 目の前の女探偵は、こう見えて姉に負けず劣らず恐ろしい。 深入りは禁物なのだ。 言ってる意味が、解んねえ。 言葉はいつも粗野だけど、表情は洗練されていて。 一部の隙も無いくせに、やけにセクシーに見えるのは。 麗香の惚れた欲目か。 もう麗香は、彼に対して淡い期待など微塵も抱いてはいないが、 それでも純粋に、美しい男だと見惚れてしまう。 けれど多分それは、他人のモノだから余計に良く見えるのだ。 実際この男と対峙するには、相当の覚悟と忍耐と愛情を持ち合わさなければ続きはしない。 例えば、彼のパートナーのように。 あら、それなら私と夫婦探偵になってくれる?最近、忙しいから相棒が欲しくて。 そんなもん言ってくれればいつだって、初夜のお相手なら任せてよ。 だからこそ、麗香も冗談が言える。 冗談の中に、一滴の本音を混ぜて。 その本音を見ない振りをして、冗談だけで頬を緩めるのが彼の返答だ。 上滑りする会話に、意味は無い。 バカバカしいと、麗香は内心毒吐いてみるけれど。 それが自分に対してなのか、彼に対してなのか、それとも彼女に対してか。 きっとその全てにだろうと思うと、自分でも意識しないほど綺麗な笑顔になった。 美樹は、静かにコーヒーを飲む目の前の常連の女を、さり気なく観察する。 彼女は、未だに折に触れて美樹の怪我の経過を心配するけれど。 生憎、彼女が考えるほど美樹はヤワでは無い。 それ以上に、彼女とその相棒との私生活の方に興味がある事はしかし、あからさまには出来ない。 夫はそんな下世話な好奇心を嫌うタイプだし、彼女もまた極度に恥じらうタイプだ。 だから彼女の、延々と無限に続くループの様な相方の愚痴が途切れてしまえば。 3人だけの店の中は、意外に静かだ。 クラッシックの有線の流れる店内は、コーヒーの薫りで満ちている。 今日の香は、何処となく上の空だ。 依頼が無かった事は、先ほど何度か聞かされた。 最近の冴羽僚の夜遊びの頻度も。 散々、愚痴をぶちまけたかと思うと、香は数分前からぼんやりと黙り込んだ。 何やらお悩みのようだけど、それは何となく察しがつくような気もする。 彼のモッコリ男と、このうぶな彼女を見ていれば、あれから大した進展がない事は明確だ。 この2~3日、彼は現れない。 あ、そうだった。美樹さん、また豆を分けて欲しいんだけど。 ふと、思い出したかのようにそう言って笑った香は。 眩しい程に美しいから、冴羽僚が彼女に心酔している気持ちが良く解る。 彼女の笑顔には、他人の心臓を鷲掴みにして掻っ攫ってしまう何かがある。 彼女が業務用の本格的な珈琲豆を頻繁に購入してゆくのは、他でもない彼の為である。 彼の為に毎日、ブラックコーヒーを淹れるのが彼女の日課だ。 (つづく)
お題73.抱えきれないほら、ちょっと貸してみ。 アパートに着く少し手前で、背後から声を掛けてきたのは僚だった。 そう言うのと、香の右手に握られたエコバッグを取り上げるのとが、ほぼ同時だった。 今日の買い物の中身には大根とジャガイモと、味噌とマヨネーズがあるので。 エコバッグのナイロンの持ち手は、早々に香の右手の指に食い込んで感覚は麻痺していた。 キャッツを出てから、いつものスーパーへと向かい買い物をして帰る途中だった香を。 麗香との接触を終えた僚が見付けたのは、あと数分でアパートに着く地点だった。 あ、ごめん。 ありがと//// 僚は特に何も言わなかったけれど、エコバッグを提げて香の少し前を歩いた。 僚から見えないのを良い事に、香は僚の背中を見詰めた。 いつもの草臥れたジャケットからは、薄い煙草の匂いがする。 冬の空気は少しだけ乾いた焚火の様な匂いがして、冬という季節は僚に似合っていると思う。 周りがどんなに冷たくても、飄々として温かい人。 その背中は大きくて逞しいけれど、同時にどうしようもない程に深い寂しさを内包している。 色んな人の悩みや恐怖を取り除く度に、まるで蒼いインクを零した染みのように。 僚の中にひっそりと蓄積されゆく悲しみに変わる。 香はいつも、僚が見ていない時だけ僚を見詰める。 香が見詰めるのはいつも、僚の背中だ。 今日の晩めしなに? へ??・・・あぁぁ、献立? 香が独りしんみりと背中を見詰めているというのに、 当の張本人は妙に間延びした声でそう訊ねる。 香は思わず、間抜けなリアクションをしてしまう。 うん、献立。 シチューとブリ大根、どっちが良い? なに?その2択。 そう言って笑う僚の肩が小さく揺れる。 別に大したことじゃ無い、どっちも買って来たものとあるもので作れるから、訊いてみただけだ。 どうせなら希望に沿ったものを作った方が良いだろうと思って。 だから香は、そのままそのように説明する。 それで?どっちが良い? 香は僚の左隣に追い付いて、端正な横顔を見上げて訊いた。 一瞬だけ、僚が軽く息を吐いたように見えた。そして薄く微笑んだ。 こういう時の僚は何を考えてるんだろうと思いながら、香は僚の喉仏の動くのを眺めた。 別にどっちでも良い。 そう言うと思った、と香は思う。 それなら、今日はブリ大根にしようと思う。 何故なら今日買って来た鶏胸肉より、冷蔵庫の中のブリの切り身の方が前に買ったものだから。 麗香が暫く留守にしていた事務所に久し振りに戻ったのは、 僚と駅前でお茶を飲んだ十数分後の事だった。 相変わらずそこそこ危ない橋を渡っている女探偵には、色々と探りを入れたい輩がいるらしい。 事務所は面白い程に荒らされていた。 そして恐らく、この惨状に心当たりがあるとすれば。 ついさっき、紅茶を飲みながら話題にした例の人身売買組織の件しかない。 あの事件は警察にいた当時から、捜査が核心に触れようとすれば直ぐに妨害を受けた。 それでも生憎、あの件に関する麗香の持ち得る情報は今となっては、世界一の殺し屋の手に託された。 僚の携帯がジャケットの胸ポケットで振動したのと、 エコバッグをダイニングテーブルの上に置いたのが、ほぼ同時だった。 液晶の画面を睨んで薄く眉間に皺を寄せた僚を、香は冷蔵庫の扉を開けながら見るともなく見詰めた。 それもほんの一瞬の出来事で。 僚はそのまま、キッチンを出て行った。 香は僚の背中を目で追う。 香は確かに、頼りにならない“相棒”なのかもしれない。 足手纏いの素人なのかもしれない。 直ぐに感情に流されるし、銃の腕も相変わらず素人に毛が生えた程度だ。 たかだか少し重いぐらいのエコバッグですら、持って貰う相棒が。 一体、彼の何を支えられるというのだろう。と、 香は悔しいと悲しいのちょうど中間くらいの気持ちになる。 冷蔵庫に食材を仕舞いながら、香は無意識に床の上にへたり込む。 涙は出ない、ただ肺がまるで呼吸をするのを拒むように、香の胸を締め付けた。 あ~あ~、こりゃまた派手にやられたね。 その惨状を見て、僚は苦笑した。 麗香がざっと確認した限り、荒らされてはいるモノの、これと言って何か盗られた形跡は無い。 という事は、恐らく犯人の捜し物がここには無かったという事だろう。 やはり、狙いは僚に託した資料。 タッチの差でそれは、相手方に渡るのを回避した。 嗅ぎ付けられたって事かしら? 黒幕はプロを雇ってる。 確かなの? まぁ、こっちも伊達にこれで飯喰ってる訳じゃないんでね。 ちょうど、午前中に轍から電話を貰っていた。 黒幕が懇意にしている、裏の人間の目星が付いたと。 しかし、これほどまでに早く手を打ってくるとは、僚も想定していなかった。 何処まで奴が感付いているかよね・・・ 麗香がぽつりと呟いたのを聞いて、僚の背筋を何か嫌な予感が走る。 ついさっき、僚の隣に並んだ相棒が紅茶色の瞳で、 2択問題を投げ掛けて来た穏やかな空気を思い出す。 6階までの階段を軽やかに上がる、ショートブーツのつま先。 冬の乾燥した空気の中で柔らかに揺れる、栗毛の癖毛。 かじかんだ華奢な指先。 相棒の残像。 悪ぃ、麗香。この件、後はこっちでやるから。 そう言った僚の表情は、ついさっき喫茶店で向かい合った時とも、 電話を入れて駆け付けて来た時とも違う、完全なる本気モードだった。 それだけで、僚の懸念が何処に向いているのか、麗香には一瞬にして解ってしまった。 結局、彼が想うのは彼女ただ1人で。 そんな彼に、自分はまだまだ未練を残している。 期待していないと言い聞かすのには、慣れたけど。 まだ胸は痛む。 麗香に向けられたあの広い背中は、結局、彼女の物なのだ。 香ぃっっ!!大急ぎで戻ったアパートのキッチンには、転がったジャガイモと。 ドアが開いたままの冷蔵庫の小さく唸るモーター音だけがあった。 香の姿は、何処にも無かった。 (つづく)
お題79.そうだねその部屋に連れて来られてどの位経過したのか、香には良く解らなくなって来た。 そこは、2人の根城にしている新宿とは目と鼻の先にある高級ホテルのスイートだった。 高い場所からヘッドライトとネオンの輝きが、ガラス窓に滲む。 香の足元は、連れ去られた時のままスリッパだけど。 深い絨毯に、柔らかく適度に沈み込む。 買い物から帰ってすぐの出来事だったので、 香はレンガ色のスキニーパンツに柔らかな山羊革の黒いライダースジャケットを身に着けている。 何気ないけれど非常に座り心地の良い革張りの椅子に座らせられた状態。 背もたれに腕を回した姿勢で、後ろ手に手錠を掛けられてしまった。 目の前で薄気味悪くにやつく男は、恐らく堅気では無い。 その程度を見分ける目位は、香とて養っている。 香の身に着けるモノには、僚が予め発信器を仕込んでいる。 昔はそれこそ、香自身にすら秘密にしていた事だけど。 ある依頼を機に、それは香の了承も得た上での防御策となった。 以前は、香のシャツやジャケットのボタンがその発信器だった。 けれど、香のアイデアも受けながらこの数年で随分、改良されてきた。 仕事の性質上、ドレスアップした時などは比較的簡単だ。 アクセサリーの類は、発信器を忍ばせるには、うってつけだ。 その点、普段着はダメだ。 頻繁な洗濯や手入れに耐え得るほどの頑丈さは、小さく精密な機器には不向きだった。 そこで香が思い付いたのが、ベルトだった。 普段からパンツスタイルの方が多い香なので、ベルトの鋲の部分に発信器を仕込んだ。 それなら、洗濯する訳でも無く不自然にならないように普段から身に着ける事は容易だ。 愛車に装備した受信装置は、案外近い場所に僚を導いた。 12階のスーパーラグジュアリーよ。 地味な客室係の制服を着たその女は、決して地味では無かった。 控えめな制服ほど、スタイルの良さは際立つ。 派手な顔立ちの真っ赤なルージュが、酷く扇情的である。 こう見えて彼女は、高級ホテルの客室係兼、僚の情報屋でもある。 そのホテルは、黒幕の常宿でもある。 そしてその部屋は、この数日、黒幕名義で押さえられている。 サンキュ、助かったよ。 そう言って、僚は女の襟元からたわわなバストへと手を伸ばす。 しかしその手は柔肌へは触れず、下着のストラップに数枚の紙幣を挟んだ。 女の整えられた指先が僚の頬を軽く撫でた後、何事も無かったように離れて行った。 僚はその足で、エレベーターホールへと向かった。 まるで彼女は、凛とした野生の雌鹿のようで。 囚われの身にも拘らず、その真っ直ぐな瞳は強い輝きを宿している。 彼女が裏の世界にその名を轟かすスナイパーの相棒だとは、誰も予想だにしないだろう。 まるで透き通るような美しさと、気丈な強さを秘めている。 君の様な女性が、あの冴羽僚のパートナーだとはね、驚きだよ。 冷酷な目をしたその男の、値踏みするような視線に香の背筋に悪寒が走る。 それでも目を背けないのは、香の僅かばかりの抵抗だ。 怯んだら負けだ。 腐るほど聞かされてきたこの手の自分に対する評価にはもう、慣れっこだ。 どうせ、素人だとでも言いたいのだろう。 そうね、私も自分で信じられないわ。でも私は、 冴羽僚の相棒なの。 随分と余裕の表情だね、それほどまでにパートナーを信用してるという事かな? ええ、信じてるわ。僚は私を裏切らない。 男はにやりと片頬を上げると、香を拘束した椅子の方へと近づいた。 毅然と背筋を伸ばした香の顎に、柔らかく指を掛けて上向かせる。 香の挑むような瞳が、照明の光を捉えて深く金色に輝く。 君は美しいよ、薄汚れた殺し屋の相棒にしておくには勿体無い。 君なら高値で売れるよ、勿論、その曰くも込みでね。 あの冴羽僚の掌中の玉、跳ねっ返りの小鹿。どんな金持ちが欲しがるだろうね。 気味の悪い男のセリフに、香は眉を歪めた。 それすらも、気が違った男には魅力的に見えるとは思いもよらない。 香は真っ直ぐに男を見据えた。 そしてもう一度、ゆっくりと噛んで含めるように発音した。 そうよ、私は冴羽僚の相棒。私になんかしたら、あんた殺されるわよ? 本当は、怖くて仕方ない。 僚が本当に来てくれるとは、言い切れない。 香が攫われる前、僚は険しい表情でアパートを飛び出した。 今頃、大変な事に巻き込まれているかもしれない。 あっさりと連れ去られたドジな相棒の世話など、してる場合じゃないかもしれない。 でも、香に出来るのは、僚を信じる事と毅然と振舞う事だ。 何があっても、香はシティハンターだから。 その通り、良くできました相棒殿。 そう言って、音も無くスイートルームに侵入してきたのは。 噂の冴羽僚だ。 僚の声に振り返った男の肩を、僚は躊躇する事無く撃ち抜いた。 男がその場に頽れると同時に、香の前へと回り込んで香を椅子ごと押しやる。 そのまま柔らかな絨毯の上に転がった香と男との間に、僚が立ちはだかる。 肩を撃たれて蹲った男の頭を蹴り上げて、仰向けにすると眉間に銃弾を撃ち込んだ。 不自由な体勢で床に転がった香の目に映るのは、豪奢な絨毯の模様だけで。 何があったのか解るのは、銃声と充満する血の匂いから予測出来る事だけだ。 それからの僚の行動は迅速だった。 香をそのまま抱き上げると、骸が視界に入らないように器用に避けて、 広々としたバスルームに連れ込んだ。 バスタブの縁に座らせた香の手錠を、器用に外してやり、携帯から冴子に連絡した。 僚は洗面所に用意された分厚いタオルを湿らせ、香の頬を拭った。 男の肩から飛んだ返り血が、香の頬を汚していた。 今頃、高価な絨毯は男の眉間から溢れた血と脳漿で夥しく汚れている筈だ。 2人は、冴子の到着を待たずしてそのホテルを後にした。 いつものクーパーの助手席で。 香は流れるヘッドライトの河を眺めながら、今なら訊いてみたかった事が訊けそうな気がした。 きっと、この数日の僚はあの男を仕留める為に動いていたんだろう。 行きがかり上、その現場に香も居合わせてしまったけれど。 そうでなければきっと、香の知らない所で僚は。 (つづく)
お題99.無題窓ガラスに滲む新宿の夜を構成する灯りに、香は目を凝らした。 滲んでいるのはどうやら、香の眼球表面らしい。 涙は音も無く溢れ、静かに頬を濡らした。 僚はいつも通り、何事も無かったかのようにハンドルを握っている。 訊きたい事は山ほどある。 あの人は誰だったの? どんな悪い事をしていたの? あなたはどんな思いで引き金を引いたの? 私が居なければ、あなたはあの部屋へは訪れずに遠くからあの人を殺したの? あの人に言った、私の言葉をあなたは聞いてたの? けれど、それを訊く事に何の意味があるんだろう。 香にとって大事な事は、僚が今ここに居る事で。 僚の心の中に、どんな思いが渦巻いているのかだ。 りょお。 ん?なに? わ、たしは、どんなりょおでもりょおの相棒だよ。 だから、隠さなくても良いんだと、香は言いたかった。 足手纏いなら、連れてかなくても構わない。 話せない事情なら、話さなくても良い。 ただ、その胸の中に降り積もる悲しみの地層を、心の痛みを、無理に隠さないでも良い。 その痛みの欠片だけでも、自分に分けて欲しいと、香は心から願う。 泣けない男の涙は、代わりに香の瞳を濡らす。 当ったり前だろうがっっ、おまぁ以外他に誰が俺の相棒だっつ~~の。 僚はそう言って、笑った。 相棒を助ける為ならば、僚はいつだってどんな事をしてでも駆け付ける。 香はあの秋の日以来、またしてもその事を僚の行動を持って思い知らされた。 パートナーとして、僚が香にしてくれる事は沢山で。 香が僚に出来る事は、ほんの少しだ。 香はそれがいつだって、悔しいのだ。 それに香は、相棒だけど僚に恋もしている。 好きな人の力になりたいと思っているのに、むしろいつも助けられてばかりだ。 どうしようもない考え事をしながら、窓の外を眺める香に僚が1つ小さく咳払いをした。 ・・・あああと、でもそれだけじゃねぇけどな、おまぁの居場所にすっ飛んでくる理由は。 へ??? それまで窓の外を眺めていた香が目を真ん丸にして、僚の横顔に痛いほどの視線を送る。 僚の次の言葉を待っているらしいけど。 2人の周りの香以外の女たちなら、この言葉の意味くらいすぐにピンと来て察しただろう。 解らないのは、超絶鈍感及びうぶっ子の槇村香だけである。 2人がこれ程までにもたついて、その距離を縮められない原因はなにも、 僚1人の責任でも無いだろう。 恋愛はいつだって、恋する男女の共同作業なのだ。 実を結ぶのも、停滞するのも、連帯責任だ。 僚はバックミラーで後続車を確認すると、ハンドルを切って愛車を路肩に寄せた。 泣くなよ。 //////だだだ、だって。 突然、距離の縮まった僚が香の頬を拭うから。 その真っ黒な瞳を優しく細めるから。 香はどうしていいのか解らずに、真っ赤な顔をして僚を見詰める。 ごくまれに、こうして真正面から僚の瞳を覗き込む事もあったけど、 それでもこんな風な雰囲気は、未だ嘗て無かった気がすると、香は激しく動揺する。 おまぁの事 助けに来んのは、 惚れてるからに決まってんじゃん。 香が更に赤面して、涙はとうにその熱で蒸発する。 あ。とか、う。とか、ぇえ。とか言葉にならない母音を発する香の口が、言葉を結ぶ前に。 僚の唇が柔らかく重なった。 不思議だな、と香は意外にも冷静に考えた。 顔の中でも一際薄い皮膚で包まれた、柔らかな唇という器官は。 ただ触れているだけなのに香の胸を甘やかに締め付け、その直後にさざ波のように初めての感情を生む。 唇から生まれた感情が、水面に落ちた小石のように波紋を広げ、香の全身を支配した。 香も確かに、 僚に惚れている。 気が付くとしっかりと目を閉じて、僚のジャケットの胸元を強く握りしめていた。 きつく握った掌とは裏腹に、唇は緩く開かれ、その隙を見逃さない僚のビロードの舌が楽しそうに潜り込む。 初めての事に委縮した香の甘い舌を、優しく誘惑する。 唇を合わせただけの時よりも、僚の匂いや温度を直に感じる。 それは次第に、香の意識を朦朧としたものに変えてゆく。 ミニクーパーの横を通り過ぎてゆく数多のヘッドライトが、薄い瞼越しに光を当てる。 その光は眩しくは無いけれど、香の瞼の裏に虹を見せる。 目を開けたらどんな僚が見れるんだろうと香は思うけれど、何故だか目を開ける事は出来ないでいる。 こうしたかった、ずっと。 こうされたかった、僚に。 僚の心の中を知りたかった。 僚はいつも、余計な事は言わないくせに。 僚の唇と舌は僚以上にお喋りで、香は何となく、僚も同じ気持ちでいてくれたら良いなぁと思った。 そう思ったら、自然と力は抜けて。 僚のジャケットを握り締めていた手を解いて、僚の背中に腕を回した。 さっきの涙とは違う種類の涙が一粒、香の頬を伝った。 それで?結局、どっちにすんの? ふぇ??? どの位の間キスをしていたのか、香には良く解らない。 長いようで短くて長かった。 気の短い大型トラックの警笛が、赤い小さな車を威嚇しながら通り過ぎる。 ハザードランプのカチカチという、規則的な音が。 香のファーストキスのBGMだった。 キスが終わった事に気が付いたのは、僚がいつもの調子でそんな事を訊いたからだ。 唇を離した僚は、それでも。 名残惜しげに、おでこと鼻先を香に擦り付けながら、意味の解らない質問をした。 唇がまるで熱を持ったみたいに、腫れぼったい。 な、なにが? シチューとブリ大根、今日の晩メシはどっちにする事にしたの? 今が何時だか、香には解らないけれど。 そう言えば、晩御飯がまだだった。 心なしか、呂律が上手く回らない。 すぐ傍に感じる僚のお腹から、キュルル~~という切実な音が聞こえた。 思わず香は笑ってしまう。 僚は何があっても、どんな日でもいつもの僚だ。 香の知っている、情に厚く、繊細で、純粋すぎるただの男。 それ以上でも、それ以下でもない。 ブリ大根。 そう言って香が綺麗に微笑むから、僚はまるで赦しを得た気分になる。 この世の全員が僚を憎んでも、 この世の全員が僚を蔑んでも、 この世の全員が僚を悪だと罵っても、 神様が僚を断罪しても。 僚は香が赦してくれるのなら、それだけで良いと思えた。 (つづく)
お題100.ここから踏み出す一歩ねぇりょお、たまには何処かに美味しいモノ食べに行く? それは普段の香からは、到底聞けないような珍しい言葉だった。 話しは、数日前に遡る。 新宿にほど近いホテルで、僚がある男を始末した晩。 2人は渋滞した夜の幹線道路に車を停めて、初めてのキスをした。 行き交うヘッドライトの斑な灯りを思い出すと、数日経った今でも香は妙にドキドキする。 けれど、その反面。 2人はキスをしておきながら、至っていつも通りだ。 あの後、家に帰って急いで夕飯の支度をして食後のコーヒーを飲む頃には、日付が変わっていた。 2人でコーヒーを飲みながら、僚は大まかに依頼の全容を説明した。 始末したあの男は、とてもお金持ちで。 確かに大きなグループ会社を束ねる、実業家だったらしいけど。 その事業の一端に、反社会的な組織があったという事。 そこで彼が売り捌く商品は、人間、もしくは人間だったものの一部。 決して商品にしてはならないものを、売り物にして金を生み出していた。 翌日の朝刊で、彼の死が報じられた。 けれど、死因は全く違うモノに捏造されていた。 表向き、彼は心臓発作による病死とされた。 そして、更にその翌日。 僚はリビングで洗濯物を畳んでいた香の前に、その数束の札束を置いた。 香が普段、目にする事の無いような額の紙幣。 それが、その件に対する僚への報酬らしい。 香は以前から、気付いてはいた。 表向きの伝言板への依頼だけでは、 僚の扱う銃火器、弾薬等の維持費、情報屋への謝礼、その他諸経費を賄う事は、絶対に無理だ。 何より、僚が夜遊びをしているだけの時とそうでない時の僅かな違いを、香は鋭く見抜いていた。 目の前の“それ”に驚く香に、僚は。 これはお前が管理してくれ、と静かに言った。 僚の考えでは、香にも詳らかになった依頼に関しては、 あくまで家計費としてその報酬を使うという事に、変わりは無いのだ。 今回の一連の流れを説明してから、僚は約束をした。 これからは、秘密を持つことは止めると。 けれど、それが僚のこれまでの全てという訳では無いだろうと、香は思っている。 そして、それでも良いと。 僚が判断して、必要だと思える事を話してくれればそれで良い。 香は僚を誰よりも、世界で1番に信じている。 だから、僚の言わない事は香にとっては、無い事と同じだ。 香は清廉潔白でも公明正大でも無い、むしろそんなモノはクソ喰らえと思っている。 でなければ、こんな商売の片棒は担いでいない。 だから、全てがクリアになる事だけが答えではない事を知っている。 なに?カオリン、珍しいじゃん。 ん~~~、だってほら。たまにはりょお、美味しいモノ食べたいかなぁ、と思って。お肉とか。 大丈夫だよ、お金がある時ぐらい。 そんな事を、真剣に考える香は知らない。 冴羽僚はむしろ、毎日美味しい食事にありついているという事を。 僚にとってのご馳走が、香の作る家庭の味だという事を。 良いよ、別にいつも通りで。 ええええ、ホントに?? りょおどっか具合でも悪いの??? ・・・・・・・。 とは言え、これほどまでに素で気が付かないとなると、さすがの僚も多少歯痒い気もする。 香が思うほど、自分は香に対して気持ちを見せていないだろうかと。 確か秋頃に、婉曲的に愛していると伝えたはずだし、先日は念願のキスもしたじゃないかと。 少なくとも、僚がこれまで生きて来た中で。 香は僚の心の中に立ち入れる、唯一の女だ。 如何せんそんな相棒は、成人するまでの保護者(あに)の過剰な庇護と、 それ以降の僚の過剰な囲い込みによって、恋愛面に於いて常軌を逸して幼い。 何事も直接的表現で伝えないと、時として斜め上行く発想で思いもしない結末を招く。 僚は思わず苦笑してしまう。 別に、何処も悪くねぇよ。 リビングで愛銃の手入れをしながら、香のその提案を聞いていたけれど。 どうやら相棒は、明確なリクエストでもしない限りは解らないらしい。 俺は何処も悪くねぇし、晩飯はお前の作った酢豚が喰いたい。 ・・・・え?あ、そ、そう? /////わわわ、わかった、じゃあ酢豚にする(照) そう言って、香は真っ赤になるとギクシャクとリビングを後にした。 その後ろ姿を見ながら。 僚は本当は、もっと別に欲しているものがある事に気が付いた。 僚が一番欲しているモノ、飢えていて喉から手が出るほど恋しいモノ。 その対象である張本人は今頃、キッチンで頭から盛大に湯気を上げているだろう。 僚が食べたいのは、柔らかでしなやかな瑞々しい果実のような彼女だったりする。 はぁっっ~~~~~。なんだよ、心臓に悪いよぉ~~~~。 香はダイニングキッチンのベンチに座り、テーブルに突っ伏して大きな溜息を吐いた。 なんだか最近、正確に言えばあの車の中でのキスをして以来、僚の唇をどうにも意識してしまう。 これまで僚が、何を食べたいと自分の口でハッキリと宣言した事があっただろうか。 確かに僚は、香が出したものを綺麗に残さず平らげるけど。 こうしてハッキリと、リクエストを言って貰えることがこれほど嬉しくて面映ゆい事だとは、 香は正直、思いもしなかった。 これまで、日常に埋もれ過ぎて気付かなかった僚の言葉の端々、行動の一挙一動。 それら全てにきちんと意味があって、 それらは暗に香に向けられた僚の愛情の切れ端だったりするらしい。 香がいつも僚の前では笑顔を心掛けていようと思ったり、 いつも心の中に僚を思い描いているのと、同じように。 その事に遅ればせながら、漸く香も気が付いた。 酢豚の中に混ざったパインを嫌う人がいるけれど。 塩気の中に存在する数少ない甘みと酸味が、香は意外と嫌いじゃない。 この恋が、たとえ世間的に見て常識外れでも。 好きな男が、たとえ殺し屋だったとしても。 香にとってはこの恋が、人生で唯一の命を懸けたロマンスなのだ。 香は冷たいテーブルに頬をぺたりとくっ付けて、熱を冷ます。 潤んだ瞳で、数日前の夜を思い出す。 あれから2人とも、何事も無かったように生活してるけど。 香はもう一度、僚に触れたいと思った。 けれど、香は知らない。 リビングで銃の手入れをしているその当のロマンスのお相手が、 キスどころかそれ以上の諸々を近々、香と満喫しようと目論んでいる事など。 (↓ここから先は追記で)
あ、おはようりょお、早いね。 まだ時刻は、午前8時を少し回った所だ。 リビングのテレビは、朝のニュースの延長線上に連続テレビ小説を流している。 そのドラマの役者たちが使う、聞き慣れない方言の台詞を聞くともなしに聞きながら、 香は開け放したベランダで、洗濯物を干していた。 僚のTシャツ、パンツ、靴下、ジーンズ。 香のタンクトップ、下着、ハンカチ、パジャマ。 2人で使う、タオル。 ベランダの洗濯物には、2人の生活があるのに。 2人はあれから1週間近く経っても、2度目のキスは出来ないでいた。 常ならば、僚はまだ寝室のベッドの中で爆睡している時間だ。 そういえば、よくよく考えたらこの1週間、 これまであれほど頻繁だった僚の夜遊びが、パッタリと鳴りを潜めている。 ちょうど、最後の香の靴下をピンチに挟んでリビングに戻った頃に。 僚は起きて来た。 ぼさぼさの寝グセに少し伸びたひげ。 少しだけ浮腫んだ眠たげな顔が、いつもより僚を幼く見せる。 ・・・・夢、見た。 それだけ呟くと、僚はクァっと大欠伸をした。 虫歯1つ無い歯並びの奥まで、香の視界に入る。 何の夢を見たのか解らないし、僚が無表情なので香はどう答えたら良いのか急には思い付かない。 何しろこんな時間に僚がリビングに居るなんて、異例過ぎて妙だった。 朝はいつも、香の時間だ。 暖房を入れてないリビングには、刺すような冬の朝の冷たさが満ちている。 僚はTシャツ一枚と、スウェットのボトムを身に着けているだけで、足先は裸足だ。 寒いでしょ? そう言った香は、しっかりと着込んでいて。 掃出し窓をしっかりと閉めると、エアコンのスイッチを入れた。 僚が何も答えずにソファに座ったまま、ぼんやりと香を見詰めるので。 香は僚の前に近付いて首を傾げる、僚の様子はいつもと違って少し変だ。 どうしたの??? それまで寝ぼけていた筈の僚が、行動を起こしたのは突然だった。 香は左手をグッと掴まれて、バランスを崩すと僚の胸板に抱き止められた。 右手に持っていたランドリーバスケットは、手から離れ床を転がる。 使われる事の無かったカラフルな洗濯バサミが、床を彩る。 僚の腕の中は、暖かかった。 うん、だから一緒に暖まろうよ。 そう言うと僚は、香に2度目のキスをした。 突然の僚の変化に付いてゆけず、香が放心している隙に僚が香を抱き上げる。 向かった先は、それまで僚が眠っていた7階寝室だった。 ベッドに優しく下された時に、我に返った香は。 点けたままになったテレビとエアコンが激しく気掛かりだったけれど、 そんな事は、あっという間にどうでも良くなった。 僚の部屋は、朝だというのにブラインドがしっかりと閉ざされて薄暗い。 香をベッドに縫い止めて見下ろす僚の漆黒の瞳が、香の胸に甘い痺れを齎す。 リビングで見た寝起きの僚の顔は、年齢以上に(実年齢は不詳だが)僚を幼く見せたけど。 香は今、その認識を改めた。 これは多分、幼いという言葉ではしっくりとこない。 これを多分、他人はセクシーと形容するのだろう。 香が頭を預けた枕からは、微かに僚の匂いがする。 ゆっくりと僚が香に舞い降りてくる。 下半身はガッチリとその僚の腰でホールドされ、香の脚には僚の脚が絡み付いている。 それなのに、上半身は香に重みを残さないように香を囲い込む。 香の視界が僚で埋め尽くされる。 僚の唇が香の唇と重なった途端に、あの夜のさざ波のような感情がフラッシュバックする。 けれど、3度目のキスなので、 脳は戸惑う事無くすんなりと甘くて切ない感情を、その膨大な引き出しの中から選び取った。 香は確かにこんな風に、もう一度僚に触れたかったのだ。 そして僚にも触れて欲しかった。 仰向けに横たえられた状態で、唇を塞がれて口腔内には僚の舌が這い回る。 香の口の中のあらゆる地点を確かめるように、隙間なく撫でてゆく。 混ざり合った2人分の唾液を、香が嚥下する。 飲み込んでも飲み込んでも、次から次に溢れ出す。 それはまるで枯れることの無い僚の愛情のように思えて、 香は僚の唾液一滴すら、余すことなく全て愛おしいと思う。 頬が上気して、体温が上昇し始めた頃。 僚が香の胸を触った。 厚手でぶかぶかのトレーナーは、僚が要らないと言ったから貰い受けた香のお気に入りで。 その下には薄手の防寒用肌着・通称ババシャツを身に着けている。 ブラジャーは身に着けていなかった。 伝言板を見に出掛ける前に、着替えるつもりだったのだ。 服の上から触れられて香は初めて、その先端が痛いほどに固くなっている事を知る。 僚がもし気が付いたのなら、香は猛烈に恥ずかしい。 その羞恥心が、香の心拍数を更に加速させる。 勿論、僚がそれに気付かない訳は、天地がひっくり返っても無いので、心配は要らない。 僚は香の口腔内を蹂躙しながら、その可愛らしい先端を厚い布地の上から執拗に嬲る。 香の鼻に掛かった甘い吐息が、出口を塞がれてくぐもって喉を鳴らす。 その声を聴きたくて、僚は香の唇を一旦解放した。 それなのに香は僚の唇が離れた途端、真っ赤な唇をきつく噛み締めて吐息を飲み込んだ。 薄らと眉根が寄せられ、透き通った瞳を涙の膜が覆う。 こうされると、気持ちイイの? 僚は香の耳元で囁きながら、執拗に胸に触れる手の動きは緩めない。 香はその僚の言葉に、初めてその感覚が快感だと知らされた。 それを自覚した途端、香の背筋に激しい快感の波が駆け抜けた。 香の意志とは裏腹に、熟れたチェリーのような唇から甘い吐息が零れる。 香は朦朧としたまま潤んだ瞳で僚を見詰め、コクンと頷いた。 そこから先、香は理性を手放した。 香は僚を信じている。 僚になら、全てを委ねて、曝け出しても、きっと問題はない。 怖いけど、きっと怖くない。 その間の香の記憶は曖昧で、時間の感覚も奇妙に捩れている。 いつの間にか脱がされた衣服も、いつの間にか全裸になった僚も、 体を裂くような激しい痛みも、気が狂いそうな快感も。 そのどれもが綯交ぜに押し寄せて、順序と理性と本能と感覚はバラバラに点在して。 香の口から漏れる喘ぎに形を変えて、午前中の寝室の空気を湿らせた。 何度目かの宙を舞うような絶頂の余韻の後では、 体の中で窮屈に蠢く僚自身だけが、香の感覚の全てになった。 その形、大きさ、熱さ、全てが香の胸を焦がして焼き尽くした。 寝グセが付いて乾いていた黒髪は、いつの間にかしっとりと汗ばみ、 香が精一杯しがみついた僚の背中は、汗で濡れていた。 その全てが愛おしく、その全てを独占したいと思った。 僚の吐息1つ、視線の1つをも誰にもくれてやる気は無い。 誰にもこの存在を、奪わせない。 きっと香はこれから死ぬまで、僚以外の人間に執着する事はない。 ・・・りょ・・お、キス・・・して ゆるゆるとした穏やかな抽挿に揺さぶられながら、香が切れ切れに乞う。 僚は勿論、その可愛いリクエストに頬を緩めて忠実に従う。 香は僚と口付けを交わしながらもう一度絶頂を極めた所で、意識を手放した。 その後を追うように加速を付けると、僚も耐えかねて香の中で全てを解放した。 夢の中で香は、笑っていた。 2人の周りの世界は、ハレーションを起こしたように真っ白で。 僚は妙に不安な気持ちに駆られて、香の手を取ろうと一歩近付いた。 そしたら香は笑いながら、一歩分だけ遠のいた。 いつまでも手の届かない彼女が、だんだんその輪郭を滲ませて僚の視界から消えそうに揺らめく。 その時に初めて、僚は2人の周りでシンシンと雪が降っている事に気が付く。 寒いと思った。 自分には、香が必要だと強く思った。 目覚めると、香はいつものようにベランダで洗濯物を干していた。 窓の外は見事に冬晴れで、 僚が新宿のくすんだ空を見て安堵を覚えたのは、それが初めての事だった。 今すぐに、彼女を抱きたいと思った。 彼女の残像に惑わされる事無く、実体を伴った彼女を腕の中に抱き締めたかった。 そして、朝と昼の中間の気怠い寝室で。 僚の腕の中には、匂い立つように咲き誇った僚だけの愛しい人が。 薔薇色に頬を染めて、幸せそうに眠っている。 幸せにするなんて、偉そうな事は言えない。 けれど確実に言える事は、香と一緒なら僚は世界一の幸せ者になれる。 いつも、物事が終わりを告げる事に怯えていた。 香を喪う事だけが怖かった。 けれどいつかは誰しも死ぬのなら、怯える事、怯えて何かを得る事を放棄する事は馬鹿げている。 いつか互いに今生の別れを迎えるからこそ、生きている事を楽しまなければ意味は無い。 終わった事から始まる事もあるのだ。 僚はもう、自分の想いに蓋をする事は止めた。 2人の禁欲的な相棒関係が崩壊した時、 新しい世界が待っていた。まるで、温かな春の日差しのように。 (終わり) リョウちゃんの葛藤と、一線を超えるまでの心の流れをテーマに書いてみました、 途中まで、糖度が全然足りなくて、書きながら悶絶いたしました(((;゜Д゜))) 最後にエッチしちゃう所は、決定して書いてたのでそれだけを励みに書きました。 というワケで、100のお題。 始めてから、1年8か月と11日目にして制覇しました(´艸`*) 2014.02.16. ケシ
100のお題が終わってしまったので、次なるお題を探していた今日この頃ですが。 イイ感じにかわいいお題を見付けたのでやってみます (*´∀`*)ノシ『じれったい恋で10題』 01.指先をすり抜けて 02.沈黙の意味 03.こんなにも好きなのに 04.的外れな助言 05.手を繋いだらその先は 06.停滞した空気 07.背中越し 08.優しくなんてできない 09.触れるだけの唇 10.すぐ隣が一番遠い 以上10題、順不同で書いてゆきます。 お題配布元: “天球映写機”さま
その質問の意図を香が理解するまでには、暫くの時間を要した。 でもそれは、仕方の無い事なのかもしれない。 香は元々、そういった方面に関して勘の良いタイプでは無いし。 僚は元々、香相手にだけは非常に奥手だ。 なんかさぁ、 なに? ちょっとしたモノでね、相手が気を使わずに、でも貰うと嬉しくなって、 でも気を使うほどのモノでも無く、けどそこそこセンスが光ってるって感じの、 なに? プレゼントとかって、何が良いと思う? はぁ??? ちょっと、真剣にアンタが何言ってっか解んない。香の表情を言葉にするのなら、そんな所だろうか。 もうそろそろ、夕飯の支度を始めようかという午後のリビングでの事だった。 それまで、真剣な表情で海外無修正ポルノの卑猥なグラビアを眺めていた僚が、 突然そんな事を言い出したのだ。 香は内心、イラッとする。 どうせそのプレゼントとやらは、夜のお姉さま方への貢物だろうと香は思う。 今まではさすがに、僚がそんなアドバイスを香に求めた事は無かった。 しかしここに来て、とうとうそんな相談まで受けるようになってしまった自分が可哀相だと香は思う。 だって、香の好きな人は他でも無い。 この目の前のエロ本をしっかりと握った彼なのだから。 香の眉間に、無意識に深い皺が刻まれる。 正直、どうでも良い。 そんな事は、ミックと己の財布にでも相談したらどうかと言いたいのをグッと堪える。 イラッとするけど、ここで会話をぶった切ってしまったら。 肝心の贈り先の女の子の事を訊きそびれてはいけない。 どうでもイイけど、一応、訊き出す事は訊き出しておかないといけない。パートナーとして。 けれど香には、男性からの女性へのプレゼントの事なんて、皆目見当もつかない。 なにせこれまでの人生で、その様な局面は一度も迎えていない。 そもそも、こんな質問を香にするのが間違いなのだと、香は目の前の相棒に軽く憤る。 やばい、何か香の機嫌が急降下したと、僚は内心非常に焦っていた。 僚がこの所悩んでいるのは、この目の前の相棒の事である。 とは言え、それは些細な悩みだと言えば些細な悩みに過ぎない。 先月半ば、歌舞伎町のホステスたちがチョコレイトを餌に常連客どもに熱心な営業活動に励む季節。 勿論、僚もそんな常連客の1人ではあるけれど。 僚には毎年、そんな義理塗れのチョコと違い、ガチガチに大本命のチョコレイトが、 たった1つだけある。 相棒からの手作りチョコである。 今年も香は、一生懸命に作った事をひた隠し、まるで何かのついでのように僚にくれた。 けれどそれは、毎年の事なので。 僚も香に合わせて、ぶっきら棒に受け取る。 内心では、それが一番嬉しいバレンタインチョコだったりするのだけど、表情はいつも裏腹だ。 そしてもうそろそろ、お返しなどという儀礼に則って、僚の頭を悩ませる季節がやって来る。 香が何かを具体的に欲しがっているのを、僚は見た事が無い気がする。 もともと、それほど物欲の無い女だ。 きっと真正面から、お返しは何が欲しいのか訊いたところで芳しい答えが返って来る気もしない。 だからちょっと、動向を探る意味でも。 焦点をぼかして訊いてみたのだ、何か欲しいモノとか、香が潜在的に欲している状況を。 この程度の質問なら、すんなりと何がしかのヒントを与えてくれるだろうと僚は期待したが。 そこは、さすがに槇村香だ。それ程甘くない。 むしろバリバリ警戒心剥き出しで、怪訝な表情をしている。 予算に限度が無いのなら、ブランド物かなんかじゃないの??良く解んないけど。 香のこの答えから察するに、香本人は。 自分の事を訊かれているのだという自覚が皆無だと、僚は思う。 まぁ、そうだろう。 日頃のお互いの関係性を見ても、そこまで想像しろとは僚も言う権利は無い。 なにせ日頃、香の事を妹扱いして止まないのは、他でも無い僚なのだ。 ・・・・、いや。その、大層なもんじゃなくてさ、その、チョコのお礼というかなんというか・・・ そこで香はなるほど、と思う。 確かにもうそろそろそんな季節だ。 それにしても、僚がそんな殊勝な事を言って来たのは今年が初めてだ。 毎年、ホワイトデーは香の役目だ。 僚が貰って来たチョコの数だけ、お義理感満載のお返しを用意する。 伊勢丹の地下に特設される売り場で、既に包装紙に包まれて売っている安物だ。 それを僚に持たせるのが、冴羽商事恒例のホワイトデーなのだ。 香は、この季節の風物詩を8割方、仕事の一環だと思ってやって来た。 何故、今年に限ってそんな事に僚が言及したのかは、謎だけど。 そもそもは、僚がやるべき種類の事なので、その自覚が芽生えたのはイイ事だ。 幾ら義理とは言え、感謝の気持ちを忘れてはいけないと、香は思うからだ。 ふ~~~ん、それだったら私はいつも伊勢丹の地下で買ってるよ? もうそろそろ特設売り場が設置されてる頃じゃない?行ってみたら??? そんな香の答えに、僚は苦笑する。 何処までも、自分の事だと思わないタイプなのだ、相棒は。 香の言っているお返しっていうのは、その他大勢の分の話しだ。 それは正直、僚もどうでも良い。 むしろ、例年通り香に一任する。 そこに関しては、僚にお義理でチョコをくれた夜の蝶たちも皆、暗黙の内の周知の事実だ。 冴羽僚が、3月14日に配るマシュマロやクッキーは、相棒の槇村香が選んだモノであるという事。 そんな事は、誰もが当たり前のように知っている。 いや、それはさ例年通りで、おまぁに任せるし。 じゃあ、何の話よ? だぁかぁらぁっっ、1個あったじゃん? 真ん中どストライクの大本命チョコが。 あ゛ぁ?なによそれ  香の眉間の縦皺が、一層深まる。 的外れな嫉妬をしているのだろう相棒が、僚はやっぱり好きだと思う。 香はいつも的外れだ。 天然というのとも、また少し違う。 香が人並み以上にその鈍さを発揮するのは、僚と香の色恋沙汰に関する事だけだ。 僚はもう既に、そんな香のリアクションが面白い。 何よって、チョコだよ。洋酒の効いたトリュフが3つ。赤い包装紙に銀色のリボン、 ・・・・へ? 確か14日の朝メシの時に、ほいって、味噌汁のお替りと一緒にくれたじゃん。 /////////じゃ、じゃあ、おかえしって・・・ 何が欲しい? それまでの気の強そうな瞳が一転、恥ずかしそうに潤んで真っ白な頬がピンク色に染まる。 この後、香が暫く考えてはにかみながら出した答えは。 依頼。という事だった。 いやいやいやいやいや、そういう事じゃないだろと、僚は問いたい。 僚は確かに、何が欲しいのか率直な意見を求めるべく質問した。 確かに、この1か月半依頼は無い。 家計を預かる相方としては、この上膨大な数の義理返しを購入しなければならないのだ。 確かに、香の立場とすれば常に依頼は、喉から手が出る程欲しいモノの上位にランキングされている。 けれど、何かもっとこう。 可愛らしい答えは無いのかよ、と僚は思う。 こんな風だから、なかなか2人は進展ムードに持ち込めないのだ。 進展しないのは己の責任だけなのだろうかと、僚は疑問に思う。 こうなったら、 ホワイトデーは、 あの犯罪的に鈍い相方に、 一発ちゅうでもお見舞いしてやろうかと、僚は考えていた。 何より、その贈り物は愛情が沢山詰まっているし、その上、お金は掛からない。 それは香へのお返しには、うってつけだと僚は思った。 早速、お題で1つ書いてみた。 今年のバレンタインは、連載中でスルーしちゃったので・・・
昼下がりの雑踏で。 その赤茶色の柔らかな髪の毛の揺れるのを、僚は遠目から発見する。 襟足でくるんとカールした毛先は、彼女らしく元気に外に向かってはねている。 白いシャツを羽織った薄い背中が、雑踏の中で見え隠れする。 僚は自分が街中で何をやっていたのかさえ忘れそうになって、夢中で彼女の背中を追いかける。 目印は、風に揺れる柔らかな癖毛。 彼女が意外に早足なのか、それともタイミングが悪いのか。 なかなかその距離は縮まらない。 無意識に僚は焦り始める。 もしかすると、このまま彼女の背中を見失うと。 一生あの笑顔を見る事が叶わなくなりそうで、気付いたら僚は軽く駆け足になる。 それなのに、そよ風のように軽い彼女の足取りに、何故だか決して追い付けない。 邪魔くさい雑踏の通りすがりの人物たちは、皆一様に表情を持たない。 そして、もうこの辺りで僚はそれに気が付くのだ。 香っっそれは奇妙な具合に捻じれた時空にあって、香はそんな風に焦った僚になど頓着せずに。 振り返ってニッコリ笑う。 そして、次の瞬間にその風景は、暗闇へと暗転する。 あともう少しのところで、香は僚の手をすり抜けて消えてしまった。 ・・・・っかおりっっ僚は、自分の寝言で目が覚めた。 またその夢を見た。 僚が気持ちを言えずにいた相棒が夢に出て来て、僚はいつも彼女を追い掛けている。 利き手は、布団の外へと伸ばされ宙を彷徨っている。 少しづつクリアに目が覚めると、それが他愛のない夢であった事に。 僚は柄にも無く、安堵する。 その時に初めて、僚はTシャツの下の冷たい汗の存在を感じる。 久し振りだった。 最近ではもうそんな夢など、見る事も無かった。 僚は寝返りを打って俯せになる。 自分の枕から外れて、隣の枕に顔を埋める。 深く息を吸い込むと、清潔なシャンプーの薫りがする。 それは、可愛い相棒の薫りだ。 キングサイズの大きなベッドには、それでももう、1人分の温もりしかない。 枕元の時計は、9:00を指していて、ブラインドの隙間から凶暴なまでの光が差し込む。 香の使う羽根の枕を、僚は掻き抱く。 きっと今頃香は、階下で僚の朝食を作っているだろう。 健全で眩しい朝日の似合う彼女の、昨夜の痴態を一から十まで思い出す。 ベッドサイドのシェードランプのオレンジ色の灯りが照らし出す、背骨の陰翳。 滑らかな背中。 小ぶりで形の良い乳房。 艶やかな唇。 僚の躰をなぞるひんやりとした指先。 敏感で繊細な耳殻とふくよかな耳朶。 丸みの中にまだまだ青さの残るツンと上がったヒップ。 まるで何か荘厳なオブジェのような爪先。 眉根を寄せて快楽に抗う表情と、最終的には溺れてしまう甘い嬌声。 自分の名を呼ぶ為に蠢く甘やかで柔らかな舌。 もう今では、その全ては。 僚の腕の中に確かに存在するはずなのに。 夢の中では、以前の不安げな迷子のような僚が必死に彼女の背中を追い掛けていた。 久し振りに見たその夢を、僚は起き抜けの脳内で必死に理由付けする。 そこに隠された密かな暗号の存在を、必死に読み取ろうとする。 けれど、暗号などは何処にも無かったりするものだ。 ずっと以前の、気持ちを殺した僚ならば。 それはもっと、直情的なモノとして認識できた。 夢で見る程アイツに惚れてんのか、俺。と。 だからそれらはきっと、受け取り方の認識次第で幾筋もの解釈が出来る。 香と一緒に寝るようになって以来、 そんな夢を見たのは、初めての事だった。 昨夜の相棒を思い出していたら、僚はそれ以上は目が冴えて眠れなくなってしまった。 恐らく数十分前まではそこにあった筈の温もりをかき集めようと、僚は枕を抱き締めた。 僚がそんな時間に起きて来るのは、本当に稀な出来事だ。 その時、香は火を消した鍋の中で味噌を溶いていた。 まだ早いから、朝食はもう10分後に完成予定だ。 おはよ。 おはよう、りょお。もうちょっと待っててね。すぐ出来るから。 香は確かに、そう言った筈なのに。 僚は椅子に座る事も無く、香の背後にピッタリとくっ付く。 邪魔しないで?と言った香を、背中から抱き締める。 クスクス笑いながら、味噌漉しをシンクに置いた彼女に頬擦りをして。 キスをした。 夢の中の彼女の残像と、僚の記憶の中の彼女の痴態が。 実体の伴った彼女その物として、僚の腕の中に戻って来る。 僚にはまだこの幸福が少しだけ、信じられないから。 だからきっと、こんな風に何度でも確認してしまう。 それが僚にとって、死ぬまでずっと当たり前に存在する幸せなんだと悟るまで。
もしかしたら、ワタシ。
このシーンが一番好きやも知れませぬ。
 久々に、お絵描きしました (´艸`*)このスポーツジムのジャージ姿が、2人+ミックには良く似合っていて素敵なのです。
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